tr?id=1543387775907290&ev=PageView&noscript=1

海と歴史が織りなす異国情緒の港まち 佐世保で日本遺産「鎮守府」の物語を感じよう

STORY

 

海と歴史が織りなす異国情緒の港まち
佐世保で日本遺産「鎮守府」の物語を感じよう

 

 
 
海と共生する美しい港まち・長崎県佐世保市は、西海国立公園・九十九島の絶景やハウステンボスで知られますが、その魅力は自然やレジャーだけにとどまりません。実は、日本の近代化を推し進めた旧軍港都市として、日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」に認定されている歴史のまちでもあります。

 

日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」

 

今回は佐世保のまちを中心に、知られざる歴史と文化の魅力を紐解いていきます。

 

日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」

 

 

日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」とは?

明治期、日本は西欧列強に渡り合う海防力を備えるため、国家プロジェクトとして四つの天然の良港ー横須賀・呉・佐世保・舞鶴を選んで軍港を築き、旧海軍の本拠となる鎮守府を置きました。静かな農漁村だった地には当時の最新技術が集結し、水道や鉄道などのインフラが急速に整備され、日本の近代化を牽引する都市へと変貌を遂げました。百年を超えた今もなお現役で稼働する施設が多く、街を歩けば往時の逞しい息吹を肌で感じられます。

このダイナミックなストーリーは、平成28年(2016)に「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」として日本遺産に認定されました。
※日本遺産とは…日本各地に受け継がれてきた歴史や文化を「ストーリー」としてまとめ、文化庁が認定する制度のこと

 

■横須賀(神奈川県)

日本初の本格的な海軍工廠が置かれ、造船や軍事技術とともに近代都市として発展。写真は猿島砲台。

 

日本遺産鎮守府 横須賀(神奈川県)

 

■呉(広島県)

世界最大級の戦艦「大和」を建造した造船のまち。写真は呉鎮守府司令長官の官舎として使われた建物。

 

日本遺産鎮守府 呉(広島県)

 

■佐世保(長崎県)

美しい海に囲まれた港まち。軍港の歴史と豊かな自然が調和する景観が魅力。写真は丸出山観測所跡から望む九十九島。

 

日本遺産鎮守府 佐世保(長崎県)

 

■舞鶴(京都府)

計画的に整えられた碁盤目状の街並みと赤れんが建築が、近代化の歴史を今に伝える。写真は舞鶴赤れんがパーク。
 
日本遺産鎮守府 舞鶴(京都府)


日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」公式サイト:https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story035/

 

 

佐世保で注目すべき日本遺産スポット 5選

佐世保市内には、今も現役で稼働する圧倒的な存在感を放つ遺構が点在しています。歴史の鼓動を感じる、佐世保ならではのスポットを厳選紹介します。

 

1. 旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設【構成文化財】

大正11年(1922)に建設された長波通信施設で、国の重要文化財に指定されています。高さ136mを誇る3基の無線塔は、自立式コンクリート電波塔として日本最古のもの。明治期から佐世保鎮守府の技術者が積み上げた研究成果の集大成であり、現代のコンクリート技術の礎ともなりました。その圧倒的なスケールと造形美は、まさに当時の技術の到達点。空にそびえるその姿は、訪れる人に近代化の力強い躍動を伝えています。

 

旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設【構成文化財】

 

内部:旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設【構成文化財】

 

内観:旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設(構成文化財)

Information

旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設
住所:長崎県佐世保市針尾中町382
営業時間:9:00~12:00/13:00~16:00
定休日:なし ※年末年始休業
させぼ・おぢかの観光情報サイト:https://www.sasebo99.com/spot/268

 

2. 丸出山堡塁砲台跡・観測所跡 【構成文化財】

軍港防備のため市街地を囲むように築かれた5つの陸軍砲台の一つで、観測所、榴弾砲陣地、カノン砲陣地より構成された主力砲台(明治34年(1901)築造)の跡。中でも観測所の装甲掩蓋は国内にわずか2か所しか現存しない貴重な遺構です。現在はトレイルコースとしても整備され、砲台跡の迫力とともに九十九島の美しい景観も楽しめます。徒歩移動が中心のため、歩きやすいスニーカー着用をおすすめします。

 

九十九島の美しい眺め:丸出山堡塁砲台跡・観測所跡 【構成文化財】

 

丸出山堡塁砲台跡・観測所跡 【構成文化財】

Information

丸出山堡塁砲台跡・観測所跡
住所:長崎県佐世保市俵ヶ浦町
※見学可能
佐世保市役所サイト:https://www.city.sasebo.lg.jp/kankou/kankou/nihonisan/chinjufu_11103.html
 

3. 旧佐世保鎮守府凱旋記念館(佐世保市民文化ホール)【構成文化財】 

第一次世界大戦における佐世保鎮守府所属艦艇の活躍を称え、大正12年(1923)に建設された壮麗な建物。重厚な壁に白い石材を配したコントラストが美しく、国の登録有形文化財にもなっています。第二次世界大戦後、米軍から返還された後は「佐世保市民文化ホール」として再生。かつて海軍の式典が行われた場所は、現在ではコンサートなどが開かれる市民の文化活動の場として親しまれています。2階ギャラリーでは佐世保で建造された駆逐艦「雪風」の模型や佐世保近代史のパネルを展示。歴史の荒波を越え、今もなお街の文化を支え続ける遺産です。

 

旧佐世保鎮守府凱旋記念館(佐世保市民文化ホール)【構成文化財】 

 

旧佐世保鎮守府凱旋記念館(佐世保市民文化ホール)【構成文化財】 

Information

旧佐世保鎮守府凱旋記念館(佐世保市民文化ホール)
住所: 長崎県佐世保市平瀬町2
営業時間:9:00~22:00
定休日:火曜(火曜が祝日の場合は翌日休) ※年末年始休業
公式サイト:https://gaisenkinenhall.com/
 

4. 佐世保重工業(株)250トンクレーン 【構成文化財】

イギリスから輸入され大正2年(1913)に完成した巨大クレーンで、国の登録有形文化財。高さ62m、回転部の長さ81m、世界最大級の揚重能力という圧倒的なスケールを誇り、かつては海軍工廠の主力として活躍しました。同型機は国内に3台、世界でもわずか10台しか現存しない極めて希少な産業遺産です。現役で稼働し続ける姿は「造船の街・佐世保」の誇りであり、港の景観を象徴するランドマークとして親しまれています。

 

 佐世保重工業株式会社 250トンクレーン 【構成文化財】

Information

佐世保重工業(株)250トンクレーン 
住所: 長崎県佐世保市立神町(佐世保重工業敷地内)
※敷地内への立ち入りは禁止。周辺から見学可能
佐世保市役所サイト:https://www.city.sasebo.lg.jp/kankou/kankou/nihonisan/chinjufu_10701.html
 

5. 無窮洞(海軍防備隊、警備隊砲台群) 【構成文化財】

第二次世界大戦中、当時の宮村国民学校の教師と生徒たちが、約2年の歳月をかけて手掘りで造り上げた巨大な防空壕跡。内部には教室や教壇、さらには避難生活のための炊事場や食糧庫、トイレまで備えられており、その精巧な造りは子どもたちが造ったとは思えないほどの高い完成度を誇ります。当時の厳しい戦時下の状況と、懸命に生き抜こうとした子供たちの逞しさを今に伝える、平和の尊さを深く実感できる貴重な歴史遺産です。

 

無窮洞(海軍防備隊、警備隊砲台群) 【構成文化財】

 

無窮洞のかまど(海軍防備隊、警備隊砲台群) 【構成文化財】

Information

無窮洞(海軍防備隊、警備隊砲台群)
住所:長崎県佐世保市城間町3-2
営業時間:9:00~17:00(見学受付時間は9:00~16:30)
定休日:なし ※年末年始休業
させぼ・おぢかの観光情報サイト:https://www.sasebo99.com/spot/61274

 

鎮守府 佐世保をもっと楽しむためのツアー

■ガイドと巡る「鎮守府 佐世保 プライベートツアー」

公共交通機関では訪れるのが難しい「針尾送信所」や「丸出山観測所跡」など、日本遺産の構成文化財を貸切タクシーで効率よく巡るツアー。ツアーでしか見られない景色や物語をガイドが案内。事前予約制で、針尾・俵ヶ浦の2コースから選択できる。
>>ツアー詳細:https://www.sasebo99.com/feature/saseboChinjufu

 

ガイドと巡る「鎮守府 佐世保 プライベートツアー」

 

■海から楽しめる土日限定ツアー「SASEBO軍港クルーズ」

港まち佐世保を海から見て学べるクルーズツアー。「佐世保重工業(株)250トンクレーン」等の日本遺産構成文化財も海から眺められる。冬季には期間限定で夕暮れクルーズ等のイベントも開催。
>>ツアー詳細:https://www.sasebo99.com/tour/100011

 

SASEBO軍港クルーズ

 

佐世保で体験できるツアーは他にも様々あります。サイトからチェックしてみてくださいね!
>>させぼ・おぢかの観光情報サイト ツアー・体験: https://www.sasebo99.com/tour

 

 

旅の締めくくりに、佐世保随一の絶景が広がる「展海峰」へ

軍港の歴史を辿った後は、その海を象徴する絶景へ。標高165mに位置する「展海峰」は、九十九島と佐世保港を180度のパノラマで一望できる展望台。昼は光り輝く青い海、夕暮れには黄金色の夕景と、時間ごとに表情を変える美しさは圧巻。鎮守府の街を守り続けてきた穏やかな海の風景を、心ゆくまで堪能しましょう。

 

佐世保随一の絶景「展海峰」から見る九十九島

 

「展海峰」から見る九十九島の夕景

 

Information

展海峰
住所:長崎県佐世保市下船越町399
https://www.sasebo99.com/spot/274

 

過去から未来へ、鎮守府の記憶が新たな歴史を刻む

佐世保の発展を支えた鎮守府の足跡は、今も街の随所に残っています。そんな、市内各所に点在する日本遺産構成文化財の魅力を発信する新たなガイダンス施設「させぼ立神近代化歴史公園」が、令和8年(2026)11月にオープン予定。見どころやアクセス方法、旧軍港四市の情報などが得られるため、まずはここでの情報収集がおすすめです。

 

させぼ立神近代化歴史公園

 

進化を続ける佐世保で、歴史の息吹と新たな物語に触れてみませんか。

 

Information

佐世保・小値賀 海風の国 させぼ・おぢかの観光情報サイト(佐世保観光コンベンション協会)
https://www.sasebo99.com/

-【金曜日限定プレミアムツアー!】日本遺産を巡る 海軍さんの散歩道
https://www.sasebo99.com/tour/100106

-【土・日・祝日限定】 日本遺産を巡る 海軍さんの散歩道(食事なし)
https://www.sasebo99.com/tour/100107

日本遺産  鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴(旧軍港市日本遺産活用推進協議会)
https://www.kyugun.jp/nihon_isan/index.html
 

 

※この記事は2025年12月時点の情報をもとに作成しています。
※情報は変更される場合もありますので、おでかけ前に公式サイト等でご確認ください。

*Sponsored by:鎮守府・佐世保魅力増進プロジェクト実行委員会  *PR

 

この記事が気に入ったら
DiGJAPAN!にいいね!してね。

この記事は2026年01月16日の情報です。 文:DiGJAPAN! 編集部

 

最新コメント | 0件のコメント

    • コメントがまだありません
  • DiGJAPAN!会員になると
    コメントが投稿できます。

    会員登録