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今年こそ大自然の絶景を見に行きたい!雄大な景色を楽しめる国立公園3選

STORY

 

今年こそ大自然の絶景を見に行きたい!雄大な景色を楽しめる国立公園3選

 

 
 

旅行で街歩きをしたり、桜や紅葉の写真を撮ったことがあるなら、次回の旅では大自然を満喫してみませんか?
日本全国には35の国立公園があり、北海道から沖縄、小笠原諸島まで、それぞれが異なる地形と風景を有しています。国立公園は、日本を代表する自然の風景を保護するために国が直接管理し設定した区域です。国立公園内は過度な開発を制限するほか、遊歩道や施設、インフォメーションも整備され、人々がより安全に、より深く自然に親しめるようになっています。
 

国立公園分布図
国立公園分布図

国立公園は、「純粋な自然保護区」のほか、地域集落、温泉地、神社仏閣、さらには住民の日常生活までもが含まれていることが多く、ここが特筆すべき点です。自然と人々の生活が共存していること、これこそが国立公園の唯一無二の魅力です。
 
 
立山黒部がある中部山岳国立公園、西表石垣国立公園、富士箱根伊豆国立公園などは、すでによく知られた観光地かもしれません。
本記事では、壮大な景色を持つ国立公園に焦点を当て、視界が完全に開け、地平線がはっきりと見える3つの場所を厳選しご紹介します。次回の旅行計画の参考にしてくださいね。

 

目次  


 

1. ニッコウキスゲが一面に広がる高原「日光国立公園」

浅草から車で2時間足らずの「日光」と聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは、日光東照宮と中禅寺湖ですよね。
日光国立公園は想像以上に広大です。この土地は火山活動によって形成され、森林、湖沼、湿原、滝が織りなす多様な自然景観を一度に楽しめる場所です。
 

日光国立公園_1
写真提供:日光市観光協会

壮大な草原の景色を見たいなら、霧降高原と戦場ヶ原は絶対に見逃せません。毎年6月中旬から7月下旬にかけて、霧降高原はニッコウキスゲによって一面が黄色に染まります。晴れた空の下、黄色い花畑と青空が織りなすコントラストは鮮やかで壮麗で、思わず息をのんでしまうくらい雄大です。
 
日光国立公園_2
写真提供:栃木県観光物産協会

奥日光に位置する戦場ヶ原は、広大な湿原です。言い伝えでは、男体山の神と赤城山の神がここで大戦を繰り広げたことから、その名が付いけたとされています。湿原内には木道が整備されており、約2時間で散策できます。季節ごとに様々な植物や野鳥を観察でき、ここを訪れるたびに新しい発見があります。
 
日光国立公園_3
写真提供:栃木県観光物産協会

近くの小田代原では、「貴婦人」と呼ばれるシラカバの木が、湿原の中に静かに佇む姿を鑑賞する機会もあります。早朝の薄霧の中、孤立したそのシラカバの姿は独特の雰囲気があり、多くの写真家が撮りに訪れる人気の光景です。
 

■自然+信仰と歴史の足跡を感じる日光

日光東照宮が創建される以前から、日光の男体山は山岳信仰の聖地であり、山頂には二荒山神社の奥宮が祀られています。徳川家康が最終的にこの地に日光東照宮を建立したことで、この地は全国的に有名な場所となりました。草原の開放感、山林の静けさ、そして信仰にまつわる歴史を同時に感じたいなら、日光を訪れてみてはいかがでしょうか。
 
日光国立公園_4
写真提供:環境省

■日光天然氷、湯波…散策後にご当地グルメも!
日光を訪れたなら、郷土料理として挙げられる湯波料理を味わってみましょう。湯波とは豆乳を加熱した時に表面にできる薄い膜を引き上げたもの。日光の修行僧の精進料理が起源と言われています。また日光は、美しい自然の恵みである天然水と冬の冷え込みを活かして毎年天然氷がつくられている地域でもあるので、暑い季節にはかき氷がおすすめです。

 

日光湯波
写真提供:栃木県観光物産協会
 

日光天然氷

 

Information

日光国立公園

■アクセス
霧降高原までのアクセス

JR日光駅または東武日光駅 → バスで約30分
日光IC → 車で約30分

■公式サイト

https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/nikko/

   

2. 山、海、草原が織りなす豊かな自然景観「大山隠岐国立公園」

日本の名峰、大山から日本海の離島へと連なるこの国立公園は、広大な敷地を持ち、神話の雰囲気が色濃く漂っています。大山は「伯耆富士」とも呼ばれ、整った姿は鳥取県のシンボルであり、山頂からは天候が良ければ弓ヶ浜や島根半島、さらには隠岐諸島までの日本海の雄大な景色を一望でき、登山客だけでなく、ドライブでの旅行者をも魅了しています。
 

■蒜山高原:サイクリングで自然に親しむ

自転車で自然に親しむのが好きなら、岡山の蒜山高原がおすすめです。ゆるやかに起伏する丘陵の草原に、遠く大山の稜線が重なり、自転車でその間を通り抜ける景色はまるで絵画のようです。ここの草原は自然に任せて生い茂っているのではなく、毎年春の「山焼き」を通じて景観が維持されています。焼けた大地からゆっくりと新緑が芽生える再生のプロセス自体が一つの風景であり、人と自然がこの土地を共同で守り育てている姿勢を体現しています。
 
大山隠岐国立公園_1
写真提供:環境省

蒜山高原には、全長約30kmの環状サイクリングロードが整備されており、一周することができます。ルートには多少の起伏がありますが、電動アシスト自転車(e-bike)もレンタルできるため、体力に自信のない旅行者でも気軽に完走できます。大山を遠望できる丘陵で立ち止まり、ピクニックシートを敷いて、ゆっくりと過ごす。このような旅行のペースは、蒜山ならではの格別な魅力です。
 
大山隠岐国立公園_2
写真提供:環境省

■家族や友人との旅行に最適

高原内には複数の自転車レンタル施設があり、スポーツタイプ、電動アシスト車、友人や家族と一緒に漕げるタンデム自転車も提供されています。道中には時折牧場を通り過ぎ、伝統的な茅葺き屋根の家も見られます。生活と自然が同じ風景の中で交錯し、日本の農村特有の温かい雰囲気に包まれています。蒜山は牛乳や乳製品でも有名です。ハイキングやサイクリングの途中に、どこかに座って、新鮮で甘い牛乳を飲んだり、作りたてのソフトクリームを味わってみてはいかがでしょうか。

 

ソフトクリーム
写真提供:岡山県観光連盟


 

 
蒜山そば
写真提供:岡山県観光連盟

 

 

蒜山高原は、草原の景観、サイクリングルート、そして地元の生活様式が融合した、ゆっくり散策してその美しさに心ゆくまで浸ることができる場所です。もし中国地方への旅行を計画しているなら、大山隠岐国立公園の静けさと素晴らしさを感じるために、大山と蒜山を一緒に1~2泊滞在してゆっくり体験することをおすすめします。
 
大山隠岐国立公園_3
写真提供:環境省

Information

山隠岐国立公園

■アクセス
蒜山高原までのアクセス

JR中国勝山駅 → コミュニティバスで約1時間15分

※JR中国勝山駅へは鉄道に乗るほか、岡山駅から高速バスに乗って行くこともできます。
米子鬼太郎空港 → 車で約1時間10分

■公式サイト

https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/daisen-oki/

   

3. 世界級の火山地形が織りなす壮大な草原「阿蘇くじゅう国立公園」

九州の中央にある阿蘇山は、日本で最も活発な火山の一つであるだけでなく、世界でも有数のカルデラを持つ火山の一つです。数千年もの間、その驚異的な力と壮麗な景観で、訪れるすべての旅人を深く感動させてきました。
 

世界有数のカルデラ

阿蘇は、世界でも稀な、中で人が生活を営む巨大カルデラの一つです。このカルデラは、東西約18km、南北約25km、総周長120kmを超え、面積は約350平方キロメートルにも及びます。外輪山の山頂に立って眼下の盆地を見下ろすと、その広大な大地がまるで山々に囲まれた巨大な器のように見えます。このカルデラの形成は、約27万年前~9万年前の4回の超大規模な火山噴火に起因しています。
 
阿蘇くじゅう国立公園_1
写真提供:環境省
  

■いのちを育む土壌

阿蘇火山の偉大さは、土地に豊かな生命を与えている点も注目すべきところです。数万年もの間、火山灰とミネラルが堆積し、阿蘇地域に極めて肥沃な土壌をもたらし、青々とした広大な草原景観を育み「草千里ヶ浜」と呼ばれるようになりました。黄金色と緑色が交錯するその大草原は、九州を代表する自然の風景の一つです。
 
阿蘇くじゅう国立公園_3
写真提供:環境省

目の前のこの草原は、実は太古の巨大火山噴火後に残された地形から来ています。さらに特筆すべきは、この草原が「自然に任せて成長した」のではなく、長年にわたる生活の糧としての放牧や採草、そしてその営みを維持するための毎年春の「野焼き」を通じて維持されてきました。

 

阿蘇くじゅう国立公園_4
写真提供:環境省

 

■必見スポット:大観峰、白川水源、米塚、草千里

阿蘇に来たら、絶対に見逃せない場所がいくつかあります。大観峰は阿蘇五岳を正面に望むことができ、視界が開けてまるで世界の端に立っているようです。米塚は、高さわずか80メートルのかわいらしい円錐形の小山で、「阿蘇のえくぼ」とも呼ばれています。また白川水源も見逃せないスポットのひとつです。名水の里として知られており、透き通った清流が有名です。

 

阿蘇くじゅう国立公園_4

 

運が良ければ、草千里ヶ浜では馬と草原が一緒に写る写真を撮ることもできます。草原をより満喫したいなら、乗馬やサイクリングに挑戦して、この大地の雄大さを感じてみるのもよいでしょう。
グルメとしては、この草原で放牧されて育った「あか牛」をぜひ味わってください。独特の甘みと柔らかい身が特徴で、阿蘇を代表するご当地グルメです。草原の維持(そして農家の支援)に欠かせない「あか牛」を食用として味わうことは、草原の保全と存続に貢献することになります。

 

阿蘇くじゅう国立公園_5
写真提供:環境省
 

あか牛

 

■阿蘇火山の壮大な叙事詩

阿蘇火山は、大自然の力が最も直接的にかつ壮観に現れたもので、地球の生命力を強く感じられる場所です。中岳の火口からたなびく煙、や阿蘇山がもたらす感動はぜひ一度体験していただきたい

Information

阿蘇くじゅう国立公園

■アクセス
JR阿蘇駅 → 路線バスで約30分
熊本空港 → 車で約50分

■公式サイト

https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/aso-kuju/

 

■関連記事
>> 火山が育む緑の絶景と温泉文化 阿蘇くじゅう国立公園


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大自然の中で、日本を再認識する旅を

日光国立公園の黄色に染まる花畑、大山隠岐国立公園のサイクリング、阿蘇くじゅう国立公園の草原と人類が共生する風景——これら3つの国立公園は、それぞれが全く異なる顔を持っていますが、いずれも大自然の比類ない力を感じさせてくれます。
日本の国立公園の興味深い点は、単なる自然ハイキングにとどまらず、地元の人々の暮らし、信仰、伝統に深く触れることができることです。草原を支える伝統的な野焼き、丘陵の頂上に佇む神社など、あらゆる風景の中に、何百年にもわたって自然と人々が紡いできた物語が秘められています。
次回の旅行では都会から少し離れ、地平線の見える雄大な場所へでかけてみませんか?

 

阿蘇くじゅう国立公園_6
写真提供:環境省

 

Information

国立公園(環境省)
公式サイト:https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/
YouTube:https://www.youtube.com/@nationalparksofjapan5366

※この記事は2026年2月時点の情報をもとに作成しています。
※情報は変更される場合もありますので、おでかけ前に公式サイト等でご確認ください。
 

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この記事は2026年03月26日の情報です。 文:DiGJAPAN! 編集部

 

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