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日本の交通 鉄道編

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電車

JR、私鉄、地下鉄について

 日本では鉄道が発達していますので、ほとんどの地域で鉄道路線が網羅されています。時刻も正確で定刻に到着・発車します。都心部以外では、本数が少ない路線、終電が早い路線もあります。連休などは、かなり混雑するため指定席が取りにくいです。都心部では、平日の朝夕の通勤時間は身動きができないくらい混み合うので注意が必要です。
 日本の鉄道は、旧国有鉄道のJRグループの路線(新幹線を含む)と、地方ごとに民間企業や自治体・民間企業の連合体が経営する私鉄と、札幌、仙台、東京周辺(首都圏)、名古屋、大阪周辺(京阪神)、広島、福岡の地下鉄があります。首都圏、京阪神ではこれら経営会社の異なる鉄道が相互の路線を連結して運行することが一般的で、そのため行き先が乗車している車両、路線の駅ではない場合も多く、注意が必要です。
またモノレールやロープウェー、路面電車などは鉄道とは区別され、乗り換えや切符購入などに時間や手間がかかることがあるので、予定を立てる際はよく確認する必要があります。

乗換案内

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JR、私鉄、地下鉄の料金と切符の買い方

JR、私鉄、地下鉄の列車種別・料金体系

JRは地域ごとに北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州の6社が旅客輸送を担っており、それらグループ企業をまたがって乗車しても一体となった料金計算が行われますが、各社のエリア内で独自の割引切符を販売している場合があります。また新幹線とJRのその他の路線(在来線と呼ばれる)を乗り継ぐ場合も割引があります。
JRでは、新幹線や速達電車に乗る場合、別料金の「特急料金」、席を指定する場合「指定席料金」が必要となりますが、私鉄の場合は「特急」「急行」表示があっても乗車券のみで乗ることができる場合がほとんどです。近鉄電車、東武鉄道、小田急など長距離の特急に乗る場合は駅員に確認するとよいでしょう。
これ以外に区間内の停車駅の数により、「準急」「特別快速」「通勤快速」「快速」「普通」などの呼称があり、それぞれ到着時間や停車駅が異なりますが、会社によって定義・呼称がまちまちですので注意しましょう。
首都圏、京阪神においては、会社間をまたいで利用する場合は料金が合算となるのが原則ですが、例えば東京の地下鉄(東京メトロ・都営地下鉄)相互間には乗り継ぎの割引があります。また異なる会社間でも1枚の乗車券で移動できる連絡切符も一部の区間では発売されており、割引がある場合もあります。
地方都市においては相互の路線連結の運行が非常に少ないこともあり、乗り換え毎に改札機で精算となることが一般的です。
なおジャパン・レール・パスでは、JRグループ各社の路線と羽田空港からの東京モノレール、および青森県、石川県、富山県の一部鉄道のみが乗車できます。

JR、私鉄、地下鉄の切符の買い方と改札

概ね100km以内の近距離のきっぷは自動券売機で購入します。目的駅までの料金を確認のうえ、当該料金のボタンをタッチし、必要金額を投入すれば切符が発券されます。英語対応の自動券売機も大都市部のターミナル駅に設置してあります。なお長距離の切符は有人窓口での対面販売となります。
購入したい切符がわからず相談する場合や対面販売の場合、まず目的地、例)浅草の雷門、京都の金閣寺、と到着希望時刻を伝えるとよいでしょう。日本の場合、他の会社の路線であっても最もふさわしい経路を案内することが一般的です。駅だけを伝えて購入しようとすると、その駅が最寄りでなかったり特急が止まらなかったり、といった情報を得られず、結果的にスケジュール通りに到着しない、といったことになりがちです。
駅の改札は都市部ではほとんどが自動改札です。乗車時は切符を改札機に入れると改札ゲートが開きます。先に進むと挿入した切符が改札機に出てくるので、必ずこの切符を受け取ります。下車駅では、同様に切符を改札機に入れるとゲートが開き、切符は機械によって回収されます。ただし会社間の連絡切符や周遊切符など一度改札を出なければならないときは、乗車時と同じようにゲートを通った先で切符が出てくるため忘れずに受け取ります。
地方では自動改札ではない駅や駅員が不在の駅も多く存在します。その場合は切符を駅員に見せたり、無人改札付近の切符入れに切符を入れたりします。

JR切符の買い方

JRの切符を買うときは、行きたい駅までの料金(運賃)を路線図で確認し、券売機で購入します。券売機の画面にある「English」ボタンを押すと英語表記に変わります。

行きたい駅までの料金が表示されているボタンを押します。多機能の券売機の場合は「きっぷ」ボタンを押すと料金が表示されます。

画面の外、左側にある人の形のイラストが描いてある人数ボタンを押すと、いっぺんに何人かの切符をまとめて購入できます(何もしなければ一人分です)。

料金(人数)のボタンを押すと購入内容が決まり、総支払金額が画面に表示されます。
支払方法の案内が、クレジットカード、ICカード、紙幣、コイン(券売機の種類によります)それぞれ出ますので、案内に従い挿入口から支払います。

料金と挿入金額が表示されるので、問題なければOKを押します。領収証が必要なときは領収証ボタンを押します。

切符とおつりがある場合はおつりが出てきますので忘れずに受け取ります。途中で中止したいときは「とりけし」ボタンを、駅員を呼びたいときには「よびだし」ボタンを押します。

メトロ切符の買い方

東京メトロの切符を買うときは、行きたい駅までの料金(運賃)を路線図で確認し、券売機で購入します。
券売機の画面にある「English」ボタンを押すと英語表記に変わります。

英語表記になったら、切符ボタンを押し、行きたい駅までの料金が表示されているボタンを押します。
左側にある人の形のイラストが描いてある人数ボタンを押すと、いっぺんに何人かの切符をまとめて購入できます(何もしなければ一人分です)。
使いたい紙幣やコインのボタンを選んでそれぞれ券売機の下の方にある挿入口から入れます。紙幣とコインは入れるところが分かれていますので注意しましょう。

地下鉄の場合、そのまま私鉄路線などに乗り入れをしてる場合があります。その場合は、連絡線のボタンを押します。その後乗り入れる路線名と駅名を押すと、割引された料金で降りる駅まで通し料金で買うことができます。
「東京メトロと都営地下鉄」、「都営地下鉄と私鉄」など、目的の駅まで違う会社を利用する場合、割引が適用されることが多いです。その場合も連絡線のボタンを押すと、それぞれの行先までの切符を買うことができます。
それぞれ券売機の下の方にある挿入口からお金を入れます。紙幣とコインは入れるところが分かれていますので注意しましょう。

切符とおつりがある場合はおつりが出てきますので忘れずに受け取ります。途中で中止したいときは「とりけし」ボタンを、駅員を呼びたいときには「よびだし」ボタンを押します。

ICカードチャージの仕方、購入、返却

ICカードは鉄道各社で発売している情報記憶が可能な乗車券で、乗車駅、降車駅、利用路線等の履歴が残り、事前にチャージしておけば現金を使用することなく乗り降りできるサービスです。乗車後にチャージ金額が不足した場合は改札を通る前に精算機でチャージすることで降車できます。
利用範囲は各社によって異なりますが、JR東日本の「Suica」や首都圏の私鉄系の「PASMO」など大都市圏の交通系ICカードは相互利用が可能で、全国の広い範囲で使用することができ、年々範囲が拡大しています。
購入の際は記名式か無記名かを選ぶことができ、記名式の場合は個人情報を登録することで、紛失時の再発行が可能となっています。また購入時には預り金(デポジット)が必要ですが、返却時には戻ってきます。JRグループの「みどりの窓口」や私鉄・地下鉄各社の駅で購入・再発行・返却ができます。
ICカードは自動改札機での使用を前提としていますが、自動改札でない駅で乗り降りする場合は、対応端末や駅員の操作で使用できることも多いので、慌てずに相談しましょう。

全国のICカードの紹介

以下の10種類のICカードはそれぞれのエリア内で相互に利用可能です。
Kitaca(JR北海道)、PASMO(首都圏私鉄・地下鉄・バス)、Suica(JR東日本ほか)、manaca(名古屋鉄道、豊橋鉄道、名鉄バス、名古屋市営地下鉄・バス)、TOICA(JR東海)、PiTaPa(関西圏・岡山圏私鉄・地下鉄ほか)、ICOCA(JR西日本)、はやかけん(福岡市営地下鉄・バス)、nimoca(西鉄電車・バスほか)SUGOCA(JR九州)
※ただし、各社のカードのエリアをまたがっての利用はできません。
例)名古屋から東京までを一枚のICカードで移動はできません。

ICカードの電子マネー利用

ICカードは乗車券としてだけではなく、ICカード読み取り機能のある自動販売機や駅構内の売店、コンビニ、駅ビル内の店舗で電子マネーとして利用できます。チャージは切符売り場でできます。
対面販売で電子マネーとして利用したいときはレジでICカードを見せ「これで払いたい」と申し出るとカードリーダーの場所を教えてくれます。乗車券として相互利用が可能な会社間では、電子マネーとしても相互利用可能な場合が多いです。例)Suicaを東京で購入し、札幌でも支払いに使えます。

チャージの仕方

※「PASMO」を例に説明します。
ICカードを購入、チャージする際は券売機の英語ボタンを押し、その後「PASMO」ボタンを押します。

メニューが表示されます。新規購入、あるいはチャージのボタンを選びます。

新規購入を選ぶと、「無記名」「記名」を選ぶことができます。紛失の際再発行したいときは記名を選びますが、その際は個人情報の入力が必要となります。券売機では難しい場合は対面窓口で購入します。
無記名を選ぶと、そのままチャージ画面に変わります。

チャージ画面は新規購入もチャージだけを希望するときも共通です。チャージしたい金額のボタンを押します。

選んだ金額の紙幣やコインを挿入口から入れます。

入れた金額と料金、おつりが表示されます。新規購入のときは預り金(デポジット)500円が加算されます。
※返却時に戻ってきます。返却は対面窓口でできます。

ICカードが発行され券売機から出てきますので受け取ります。このあとすぐに使用できます。


 

電車の乗り方・乗換の仕方

1.改札を通る

電車の乗り方を東京メトロを例に説明します。
乗りたい電車の改札を駅のサインを見て判別します。
※ジャパン・レール・パスは自動改札を利用できません。必ず有人改札で駅員に見せて通過してください。

改札機のうち、○や↑(×以外)のところに行き、切符の場合は手前の切符挿入口に入れ、ICカードの場合は長丸のICカードセンサーにタッチします。
※切符専用改札機、ICカード専用改札機もあるので注意しましょう。わからないときは周囲の人や駅員に聞けば教えてくれます。

切符を入れたりICカードをタッチしたら前に進みます。料金が足りなかったり、切符が傷んでいたり、ICカードのタッチが不正確だと改札機の先の方にあるゲートが閉まり、音や光のサインが出ます。
切符が改札機から出ない、何度かやり直してもゲートが開かない、状況がわからない、そうした場合は駅員を呼びます。改札の近くにいないときは近くにインターホンがあり、それで呼び出すことができます。

問題なく改札を通れる場合は切符の場合、改札機の中央から先のほうにある切符受け取り口から出てきますので忘れずに切符を取ります。ICカードの場合はタッチしたあとそのまま通ることができます。
 降車時や乗り換え時に改札から出るときも操作方法は同じですが、降りる駅までの切符を持っていた場合は改札機に取り込まれ、切符は出てきません。周遊券や連絡券、割引券など特殊な切符の場合は出てきますので忘れないように注意しましょう。
 料金不足で改札を出られなくなった場合は券売機のような精算機が設置されているので切符と不足金額を入れ新たな精算済切符を入手します。ICカードは不足金額以上の金額をチャージすれば出られます。精算機が見つからないとき、よくわからないときは駅員に相談します。

2.乗車・下車

ホームで電車に乗車する際は、ホーム上に号車番号ごとの停止位置が表示してありますので、早く待っていた人から順番に整列して待ちます。乗るときは降りる人を優先します。

下車したら速やかに電車から離れます。ホームには白線、あるいは目の不自由な方用の黄色い点字ブロックが書いてありますが、その表示より電車に近づかないようにします。

3.乗換

新幹線と在来線の乗り換えを例に説明します。
電車の乗り換えは改札を一度出てまた入る場合と、専用の乗り換え口を経由する場合があります。乗り換え割引切符や連絡切符を利用している場合、専用の乗り換え口でないと精算されて割引が適用されないことがありますので注意しましょう。

「出口」は駅から外に出る場所です。「のりかえ口」の改札を通ると直接次に乗りたい電車のホームに行くことができます。

乗り換え口では改札がある場合とない場合があります。改札がある場合はここまでの切符や特急券等を改札機に入れます。ICカードの場合はタッチします。
※ジャパン・レール・パスを利用している場合は有人改札を通ります。改札がなければそのまま通過しても大丈夫です。

次の電車のホームで電車を待ちます。ホームに行き先や到着予定の電車の情報が掲示されているのでよく確認し間違えないようにします。

周遊チケット

周遊チケットの紹介

東京・大阪の観光に便利でお得な周遊チケットを紹介します。

東京

東京フリーきっぷ
東京中心部のJR線と東京メトロ、都営地下鉄が1日乗り放題/1590円(JRみどりの窓口、東京メトロ、都営地下鉄自動券売機で購入可能)

東京メトロ24時間券
東京メトロの地下鉄が24時間乗り放題/600円(東京メトロ自動券売機で購入可能)

都区内パス
東京23区内のJR普通列車(快速含む)の普通車自由席が1日乗り降り自由/750円(都区内のみどりの窓口、びゅうプラザなどで購入可能)、特急等に乗る場合は別途特急券等が必要。

東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券
両社の地下鉄が1日乗り放題/1000円(東京メトロ、都営地下鉄自動券売機で購入可能)

ゆりかもめ一日乗車券
ゆりかもめが1日乗り放題/820円(ゆりかもめ自動券売機で購入可能)、このほか「ゆりかもめ」新橋駅または豊洲駅の駅務室(駅長事務室)で、有効期間内のうち一日に限り有効な一日乗車券を前売り発売しています。

大阪

1日乗車券(エンジョイエコカード)
大阪市営地下鉄・ニュートラム・バス全線が1日乗り放題/800円(土日祝600円)、大阪市内の約30か所の観光施設等での提示割引特典付き(※利用当日に限ります)

大阪周遊パス(1日券/2日券)
大阪市内の主要私鉄(1日券のみ)、市営地下鉄・ニュートラムが有効期間中乗り放題/1日券2300円、2日券3000円(地下鉄・ニュートラム全駅、観光案内所、市内主要ホテル、私鉄カウンター〔1日券のみ〕等で購入可能)、市内観光スポット28カ所が無料利用可能+クーポン併用で更にお得な割引・サービスを受けられる特典があります。

スルッとKANSAI 3dayチケット
利用期間中の好きな3日(とびとびでも利用可能)、関西の主要な電車、地下鉄、バスが乗り放題/5200円(関西の主要駅で購入可能)、関西一円にある約350のアミューズメント施設や神社・仏閣等で各種特典も受けられます。

新幹線

新幹線について

新幹線の路線

新幹線はJRグループが運行する特急電車で、路線の規格から一般のJR路線(在来線)とは別の専用路線となっています。秋田新幹線(秋田~東京)、山形新幹線(山形~東京)は東北新幹線から枝分かれした部分が在来線と同じルートを併用して運行していますが、事実上新幹線として扱われます。
専用路線は2016年3月開業の北海道新幹線(新函館北斗~新青森)、東北新幹線(新青森~東京)、上越新幹線(新潟~東京)、北陸新幹線(金沢~長野~東京)、東海道新幹線(東京~新大阪)、山陽新幹線(新大阪~博多)、九州新幹線(博多~鹿児島中央)となります。北海道新幹線と東北新幹線、東海道新幹線と山陽新幹線、山陽新幹線と九州新幹線は相互に乗り入れ、連続して運行される列車があります。

 

新幹線の列車種別と料金

新幹線には主要駅のみ停車する速達タイプと、全駅に停車する各駅停車タイプがあり、それぞれ列車の愛称があります。例)東海道新幹線は速達が「のぞみ」、のぞみの駅+さらにいくつか停車する速達が「ひかり」、各駅停車が「こだま」。
速達タイプとそれ以外では料金や混雑状況に差があるので、目的地とスケジュールに合わせて選びます。なおジャパン・レール・パスは最速達タイプの「のぞみ(東海道新幹線)」「みずほ(九州新幹線)」には使用できないので注意が必要です。
座席指定については、全席指定の列車と、指定席・自由席の両方ある列車があります。全席指定列車の場合、満席の場合のみ立席特急券が発券され、デッキ等に乗ることができますが、それ以外は指定券を購入し座席指定を受けないと乗車できません。自由席についても、自由席特急券が必要です。

 

新幹線路線MAP

新幹線の切符の買い方

新幹線切符の買い方を説明します。
券売機で「English」ボタンを押します。

英語表記になったら、指定席か自由席を選びます。既に予約済の場合は切符受け取りボタンを選びます。

新幹線切符のみか、特急切符のみか、その組み合わせかを選びます。

乗りたい新幹線の路線を選びます。

乗車駅(一番最初に乗る駅)を選びます。

新幹線の乗車駅を選びます(一番最初に乗る駅と同じでももう一度選びます)。

新幹線の降車駅を選びます(最後に降りる駅と異なるときもあるので注意します)。

新幹線に乗る日を選びます。1カ月先まで購入できます。

切符を購入する人数、大人と子供の組み合わせを選びます。

切符(乗車券)と特急券を一緒に買うか、特急券のみ買うかを選びます。

目的地までの片道分を買うか、往復分を買うか選びます。

購入しようとしている切符の最終確認をします。変更したいときは戻るボタン、問題ないときはOKボタンを押します。

支払い方法の説明画面です。クレジットカード(使用できるカードは駅員に確認が必要です)、ICカード、紙幣、コインが使用可能です。

支払方法に応じて挿入口が異なります。それぞれ選んで入れます。

領収証が必要なときはボタンを押します。クレジットカードを利用した場合は利用明細が出てきます。

切符が印刷され出力されます。忘れずに受け取ります。受け取らずに長い時間経過すると音や光で知らせます。

切符の見本です。この切符は乗車券と新幹線特急券が合体し一枚になっています。購入方法によって乗車券と特急券が分かれることもあります。忘れる原因ともなりますので、何枚所持しているか常に確認しましょう。

新幹線設備について

新幹線に乗車したらシートを探します。一般にJRの新幹線・特急車両では、席の列を番号で表し、その列を窓側からA、B、C・・・という形で表示してあります。一つの車両には10~20ほどの列があります。
 

新幹線では通常の指定席・自由席ですと1列の席数は5席で、窓からA、B、C、通路を挟んでC、Dとなります。 列番号と進行方向とは関係しないので、1番でも最後尾になることもあります。 グリーン車は一列の席数はA、B、通路を挟んでC、Dの4つです。グランクラスなど特別仕様の車両は席の配置に特徴がありますので都度調べます。

設備について、新幹線のシートは袖掛けなどにコンセントがあります(一部車両を除く)。
 

各シートはリクライニングになっており、背もたれを倒すことができます。グリーン車では足置きも動きます。 グランクラスには電動のリクライニングシステムが導入されています。

新幹線の各号車にはトイレ、車いす用トイレ、洗面所や電話、AED、ゴミ箱、授乳スペース、おむつ交換台、乗務員室があります。
飲料、食事については車内販売があります(東海道新幹線の「こだま」など一部列車はなし)。

新幹線の車両にはトイレが設置されています。トイレは奇数号車に設置されており、新幹線によっては男女別のトイレもあります。一部の車両では和式便座もありますが、新しい車両ではトイレが洋式になっています。車椅子など対応の多機能トイレもあり、自動ドアが装備されています。

新幹線は基本的に全席禁煙で、喫煙ルームが設置されています。

ジャパン・レ-ル・パス

ジャパン・レール・パスについて

ジャパン・レール・パスは、JRグループ6社が共同して提供するパスで、日本中を鉄道でくまなく旅行して回るのに経済的な切符です。

利用資格

(1)外国から「短期滞在」の入国資格により観光目的で日本を訪れる外国人旅行者
(2)日本国籍を持って日本国外に居住し、下記条件を満たす者
      a. その国に永住権をもっている場合
      b. 日本国外に居住する外国人と結婚している場合
 

種類と価格 

種類=グリーン車用、区分おとな、7日間¥38,880、14日間¥62,950、21日間¥81,870
普通車用、区分おとな、7日間¥29,110、14日間¥46,390、21日間¥59,350
 

範囲

JRグループ全線-新幹線(「のぞみ」号・「みずほ」号(ともに自由席を含む)を除く)、特急列車、急行列車、快速列車、普通列車及びBRT(一部利用できない列車があります。)
※東京モノレールも利用できます。 
※青い森鉄道〔青森-八戸間〕(但し、普通・快速列車を使い、八戸~青森間、青森~野辺地間及び八戸~野辺地間を通過する場合に限ります。青森・野辺地・八戸を除き当該区間の青い森鉄道線の他の駅で下車した場合は対象外です。) 
※IRいしかわ鉄道〔金沢-津幡間〕(但し、普通・特急列車を使い、この2つの駅間を通過する場合に限ります。金沢・津幡を除き当該区間のIRいしかわ鉄道の他の駅で下車した場合は対象外です。)
※あいの風とやま鉄道〔富山-高岡間〕(但し、普通列車を使い、この2つの駅間を通過する場合に限ります。富山・高岡を除き当該区間のあいの風とやま鉄道の他の駅で下車した場合は対象外です。) 
※JRと直通運転をしている私鉄会社の路線を通る際は、別途運賃、料金が必要となる場合があります。
JRバス会社の各ローカル線(一部のローカル線は除く。乗車できる路線は変更になることがあります。)
※JRバス会社= JR北海道バス、JRバス東北、JRバス関東、JR東海バス、西日本JRバス、中国JRバス、JR四国バス、JR九州バス
※JRバス各社の高速バス路線区間については乗車できません。JR西日本宮島フェリー〔宮島-宮島口〕 
※JR九州高速船の博多-釜山(韓国)ジェットフォイルは利用できません。
 

使用時の注意点

使用は記名本人のみとします。必ず係員のいる改札にてパスを提示し、切符に確認済の印を残します。使用中は必ず旅券を携帯し、係員の請求があるときは提示します。

購入方法

日本へ来る前に下記の提携オフィスで引換証を購入します。
JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、東武トップツアーズ、日本航空※、全日空※、ジャルパック、およびそれらの代理店。
※それぞれの航空便の搭乗者に限ります。

交換について

日本に着いたら購入済の引換証をジャパン・レール・パスに交換します。
ジャパン・レール・パスは、JRの主な駅にある引換所に引換証とパスポートと購入資格があることがわかる証明書を提出し、代わりにパスの交付を受けます。

主な交換場所

予約について

引換証をジャパン・レール・パスに交換したら「みどりの窓口」で指定席を予約できます。
指定席予約に追加料金は必要ありません。なお、指定席予約の際にはあらかじめJRの駅の旅行センター、みどりの窓口、またはJR指定旅行会社の店舗にてジャパン・レール・パスを提示して、座席指定券の交付を受けます。
※自由席はこのパスのみで利用できます。新幹線の「のぞみ」「みずほ」利用時、個室、寝台、グリーン車(グリーン車用の場合は不要)、グランクラスなどの利用は別途料金が必要となります。
駅によっては、座席指定券の交付を受けることが出来ない駅や無人の駅があります。

 

この記事は2016年09月21日の情報です。