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3年に1度開催!瀬戸内国際芸術祭2019のめぐり方のコツ

STORY

 

3年に1度開催!瀬戸内国際芸術祭2019のめぐり方のコツ

 

 
 
瀬戸内海に点在する島々を舞台に、3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。島々で開催されるアートイベントなので、周遊するのに事前にコツを知っておくと便利です。瀬戸内国際芸術祭のこと、入場料、フェリーの乗り継ぎなど、芸術祭とアート作品をより楽しむためのコツをまとめてご紹介します。
 

瀬戸内国際芸術祭ってどんなイベント?

世界的アーティストや注目の若手作家の作品210点以上が集う「瀬戸内国際芸術祭」。4回目となる2019年は、春夏秋の3シーズンにわたり合計107日間開催。
 
「瀬戸内国際芸術祭2019」

シーズンごとにそれぞれ異なるテーマを設定し、多彩なイベントが行われます。今回は、会場が春会期のみ、秋会期のみのところもあるので、行く前に見たい作品の展示日程や春夏秋の開催会場を調べておきましょう。
 

コツ1:島へのアクセスには3日間乗り放題乗船券がお得

瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内海に浮かぶ12の島と2つの港を含む広大な海域を会場に開催されます。島外と島内をつなぐ交通手段は「船」のみ。船はフェリーと高速船があります。3日以上島をめぐるなら、フェリー乗船用の「フェリー乗り放題3日間乗船券」を購入するのがおすすめです。

直島、小豆島、豊島など東の5つの島と8航路が繋がっています。安くてお得なのはもちろんですが、乗船のたびに並んでチケット購入する手間を省くことができます。
 
島と島を結ぶフェリー
島と島を結ぶフェリー

フェリー乗り放題3日間乗船券(大人2,500円、小人1,250円)は、港のチケット売り場で入手することができます。ただし、秋会期の会場に追加される本島、高見島、粟島と伊吹島行きのフェリーは、フェリー乗り放題3日間乗船券の適用外です。別途チケット購入する必要がありますのでご注意ください。
 
高松港にある航路看板が分かりやすい
高松港にある分かりやすい航路看板

 

コツ2:滞在時間の目安は、大きい島で1日、小さい島で半日程度

島とアートをゆっくり楽しみながらめぐるためには、大きい島で1日、小さい島で半日の時間を確保した方が良いでしょう。瀬戸内国際芸術祭は作品数が多いので、芸術祭の雰囲気を味わうために3泊以上あるとよいですよ。
 
「カモメの駐車場」木村崇人
女木島の港にずらりと並ぶ約300羽のカモメ(「カモメの駐車場」木村崇人)

特に秋開催のみとなるいくつかの島は、運航されるフェリーの本数は限られているので、一本乗り遅れると、スケジュールが崩れてしまう可能性が…。時刻表を事前に調べておき時間の余裕をもって移動しましょう。せっかくの芸術祭なのでじっくり楽しみたいですね。
 

コツ3:宿泊は高松で。予約はお早めに

瀬戸内国際芸術祭会場のひとつであり、瀬戸内海の島々への玄関口でもある高松港。港から出航するフェリーは、芸術祭会場となる東の島(小豆島、豊島、直島など)へのアクセスができます。また、高松港から徒歩5分程度でJR高松駅やバス乗り場に行けます。そこから西の島(沙弥島、本島、高見島、粟島、伊吹島)への移動もできます。
 
「Liminal Air -core」大巻信嗣
きれいに整備されている高松港(「Liminal Air -core」大巻信嗣)

高松市内には、ホテルなどの宿泊施設がたくさんあります。毎日手ぶらで観賞したいなら、選択肢の多い高松がおすすめ。それから、直島と小豆島にも宿泊施設があり、他の島には数は多くありませんが民宿があります。民宿など島に泊まるのは、瀬戸内の島の暮らしを体験するにはぴったりです。いずれにしても、芸術祭期間中は、ホテル・民宿など宿泊施設はどこも混みあいます。直前だと満室になっていることもあるので、予定をたてて早めに予約しておきましょう。
 
直島の隠れスポット
直島に泊まり、隠れスポットを探すのも楽しみ方の一つ
 

コツ4:作品鑑賞パスポートが便利

作品展示は屋外と屋内の2パターンがあります。施設内の展示作品は基本的に有料。当日券は展示場所で購入できます。たくさんの作品を見たいなら、瀬戸内国際芸術祭作品鑑賞パスポートを購入するのが断然お得です。

【1シーズンパスポート】
大人4,000円、16歳~18歳2,500円、15歳以下無料
※瀬戸内国際芸術祭2019の春・夏・秋のいずれか1シーズンで使用できます

【3シーズンパスポート】
大人4,800円、16歳~18歳3,000円、15歳以下無料
※瀬戸内国際芸術祭2019の全会期で使用できます
 
瀬戸内国際芸術祭公式ガイドブックとパスポートがあると便利
公式ガイドブックとパスポートがあると便利

直島の場合、観賞の都度チケットを購入すると、総額6,690円がかかります。つまり、直島だけの周遊でも、1シーズンパスポート4,000円で元が取れるということ。
※パスポートをお持ちの場合でも別途料金が必要となる作品もあります。詳細は公式サイトよりご確認ください

作品鑑賞パスポートは各所で入手可能。現地に着いた後も、高松港総合インフォメーションセンターや、高松港フェリー乗り場、各島の案内所等で購入できるので、購入できるタイミングで買いましょう。
 
男木島の案内所
鑑賞パスポートは男木島の案内所でも購入することができます
 

コツ5:島内移動はバス+徒歩が基本。レンタサイクルもおすすめ

屋外の展示作品は期間中いつでも見ることができますが、施設内の作品展示時間は主に10:00~16:30となります。作品によって時間や期間が異なるので、事前に公式サイトやガイドブックを見て情報収集し、鑑賞したい作品、スケジュールを決めておいた方が安心ですよ。
 
「赤かぼちゃ」草間彌生
直島のシンボル的な作品(「赤かぼちゃ」草間彌生|2006年・宮浦港緑地)

時間を有効に使うため、島内移動はバスをおすすめします。大島と男木島など小さい島は徒歩が便利。また、一部の島の港では、レンタルサイクルを使えるので、こちらを使うのもおすすめです。島々の自然、美しい風景を楽しみながら、自分のペースでゆっくり移動したい方におすすめです。ただし、島は坂道が多く、自転車でまわるのは体力をかなり消耗します、一部電動自転車もありますのでご活用ください。
 
電動自転車は台数が限りがある
電動自転車は台数が限りがあるので、早いもの勝ち

 

コツ6:地元食を楽しみながらめぐろう

せっかくの瀬戸内旅行なので、土地のものを味わうのも旅の醍醐味の一つ。瀬戸内産の新鮮な魚介や滋味深い野菜を使ったメニューは旅行中ぜひ食べてみてください。芸術祭期間中は、食をテーマにしたプロジェクトが充実していて、“Art×食” を五感で楽しめる内容となっています。
 
「海のレストラン」
豊島の「海のレストラン」は開放的なテラス席から瀬戸内海を一望できます

島内の人気店は行列することが多いので、事前に予約しておくか、食事の時間帯を少しだけずらし遅めに食事をすることも一つの方法です。念のため、おやつをカバンに潜ませておいた方が無難ですよ。
 
「瀬戸内ボウル」
瀬戸内のおいしさが一度に味わえる「瀬戸内ボウル」

 

瀬戸内国際芸術祭、事前準備はしっかりと

3年に1度のアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」をより楽しむためには、時刻表や交通手段を検討して、いかに効率よく回るかが勝負です。鑑賞したいアート作品をまずはリストアップして目的地を決め、めぐり方のコツを参考して自分なりの周遊プランを立ててみましょう。
 

Information

瀬戸内国際芸術祭2019
会期:
・ふれあう春(春会期):2019年4月26日~5月26日
・あつまる夏(夏会期):2019年7月19日~8月25日
・ひろがる秋(夏会期):2019年9月28日~11月4日
開催地:瀬戸内海の12の島
(直島/豊島/女木島/男木島/小豆島/大島/犬島/沙弥島[※春のみ] /本島[※秋のみ] /高見島[※秋のみ] /粟島[※秋のみ] /伊吹島[※秋のみ] )+ 高松・宇野
料金:作品により異なる。
会期中、芸術祭の参加作品(施設)を鑑賞することが可能なチケットも販売中。
【1シーズンパスポート】大人4,000円、16歳~18歳2,500円、15歳以下無料
【3シーズンパスポート】大人4,800円、16歳~18歳3,000円、15歳以下無料 ※瀬戸内国際芸術祭2019の全会期で使用可
https://setouchi-artfest.jp/


※上記記事は2019年4月取材時点の情報を元に作成しています。
 

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この記事は2019年04月26日の情報です。 文:Di Zhang

 

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