ニッポンの象徴の一つ、サムライ。映画などの影響でサムライにあこがれて日本にやってくる外国人が増加している中、外国人向けサムライ体験プログラムも続々と増えています。
数ある体験プログラムの中で、外国人に人気急上昇中のサムライ体験プログラムを提供するのは、パフォーマンス集団「剱伎衆かむゐ」(けんぎしゅうかむい)。その人気の理由を探るため、編集部でサムライ体験プログラムに参加してきました。
ニッポンのサムライを世界に広めるパフォーマンス集団「剱伎衆かむゐ」。
歌舞伎などの舞台芸術と空手などの武術を融合させた演武は、アメリカ各地でのツアー、フランスのJAPAN EXPO、ロシア国立エルミタージュ美術館公演、シンガポールでのAnime Festival公演など、世界中で称賛されてきました。
世界でパフォーマンスを披露する一方で、「剱伎衆かむゐ」はサムライ文化を発信するための活動もしています。海外のエージェントを通して、「剱伎衆かむゐ」の外国人向けワークショップの参加者は年々増加。ヨーロッパやアメリカ、アジアなど世界中で人気が広がっています。そんな「剱伎衆かむゐ」でサムライを体験したいとやってくる外国人の共通点は、「本物=ホンモノ」を学びたいということ。
サムライ体験スタジオは浅草仲見世通りのすぐそば。スタジオには舞台があり雰囲気はバッチリ。
体験プログラムの内容を簡単に説明してもらったら、サムライコスチュームに着替えます。今回、参加するレイチェルは「Kill Bill」や「SAYURI」「るろうに剣心」が大好き。ニッポンを好きになるきっかけを作った「Kill Bill」出演者から直々に指導してもらえるとあって、数日前から興奮しっぱなし!
ここでは、より本物のサムライに近づけるために、あえて当時の衣装に近いコスチュームにしているのだとか。見た目に華やかさはないものの、こっちの方が本格的でカッコいい。刀を持ったら立派なサムライの誕生です。
サムライ体験プログラムの中で教わる項目は大きく5つ。
礼の仕方に始まり、木刀を使った刀の使い方、基本の型10パターンの習得、素振りの練習、最後は人を相手にした立ち回りシーンの練習。途中に休憩をはさむものの、かなりハードな体験コースです。
「剱伎衆かむゐ」の体験プログラムのスタンスは、本物のサムライを楽しく学び、カッコいいサムライになること。ポーズ一つとっても、カッコよく魅せるコツを伝授してくれます。
真剣な中に笑いもある体験プログラム。
時間と共にレイチェルがどんどんサムライに変わっていくのが分かりました。
すっかりサムライになったレイチェルは、最後の立ち回りでは映画のワンシーンのような仕上がりに。
「剱伎衆かむゐ」が一番伝えたいことは、刀の使い方ではなくてミュニケーション。日本の象徴であるサムライの魂が入った刀を通じて、日本流のコミュニケーションを伝えることを大事にしていると言います。
「Kill Billが大好きな人、サムライが大好きな外国人は、ぜひここで本物のサムライを知ってほしい。一生忘れられない思い出になるはず」と、レイチェルは興奮冷めやらぬままに話してくれました。
「刀で人を斬るマネごと」というイメージがあるサムライ体験。でも、この体験プログラムの中には、一切そのような要素が感じられませんでした。外国人がサムライを見て憧れる感覚がわかった気がします。真剣で鋭い眼差し、スピード、力強さ・・・一つ一つの動きに惹きこまれました。
外国人に人気のニッポンのサムライ。一時のブームで終わらせてはいけない、という使命も感じている「剱伎衆かむゐ」がこだわっているのは、本物であるということ。実際にサムライ体験したレイチェルも、本物のサムライ体験プログラムだったからこそ、ここまで夢中になれたのだと思います。
本物のサムライから本物のサムライを学ぶ。これこそが多くのサムライ大好き外国人が求めているものなのかもしれません。
詳細:90分のサムライアクション体験プログラム
1人32,400円(税込)~
日時・料金などは要相談。詳細は公式サイトをご確認ください。
公式サイト:https://samurai-kamui.com/
※上記記事は2016年3月取材時点の情報を元に作成しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※2019年6月時点で一部情報更新しました。
数ある体験プログラムの中で、外国人に人気急上昇中のサムライ体験プログラムを提供するのは、パフォーマンス集団「剱伎衆かむゐ」(けんぎしゅうかむい)。その人気の理由を探るため、編集部でサムライ体験プログラムに参加してきました。
パフォーマンス集団「剱伎衆かむゐ」とは
ニッポンのサムライを世界に広めるパフォーマンス集団「剱伎衆かむゐ」。
歌舞伎などの舞台芸術と空手などの武術を融合させた演武は、アメリカ各地でのツアー、フランスのJAPAN EXPO、ロシア国立エルミタージュ美術館公演、シンガポールでのAnime Festival公演など、世界中で称賛されてきました。
「剱伎衆かむゐ」のリーダー島口哲朗さんは、Q・タランティーノ監督に見いだされ、2003年「Kill Bill vol.1」の殺陣振付と出演を果たした人物でもあります。
Q・タランティーノ監督と肩を組む島口さん
世界でパフォーマンスを披露する一方で、「剱伎衆かむゐ」はサムライ文化を発信するための活動もしています。海外のエージェントを通して、「剱伎衆かむゐ」の外国人向けワークショップの参加者は年々増加。ヨーロッパやアメリカ、アジアなど世界中で人気が広がっています。そんな「剱伎衆かむゐ」でサムライを体験したいとやってくる外国人の共通点は、「本物=ホンモノ」を学びたいということ。
サムライ、ここに参上!
サムライ体験スタジオは浅草仲見世通りのすぐそば。スタジオには舞台があり雰囲気はバッチリ。
体験プログラムの内容を簡単に説明してもらったら、サムライコスチュームに着替えます。今回、参加するレイチェルは「Kill Bill」や「SAYURI」「るろうに剣心」が大好き。ニッポンを好きになるきっかけを作った「Kill Bill」出演者から直々に指導してもらえるとあって、数日前から興奮しっぱなし!
ここでは、より本物のサムライに近づけるために、あえて当時の衣装に近いコスチュームにしているのだとか。見た目に華やかさはないものの、こっちの方が本格的でカッコいい。刀を持ったら立派なサムライの誕生です。
人を斬ることではなくコミュニケーションを学ぶ
サムライ体験プログラムの中で教わる項目は大きく5つ。
礼の仕方に始まり、木刀を使った刀の使い方、基本の型10パターンの習得、素振りの練習、最後は人を相手にした立ち回りシーンの練習。途中に休憩をはさむものの、かなりハードな体験コースです。
「剱伎衆かむゐ」の体験プログラムのスタンスは、本物のサムライを楽しく学び、カッコいいサムライになること。ポーズ一つとっても、カッコよく魅せるコツを伝授してくれます。
真剣な中に笑いもある体験プログラム。
時間と共にレイチェルがどんどんサムライに変わっていくのが分かりました。
すっかりサムライになったレイチェルは、最後の立ち回りでは映画のワンシーンのような仕上がりに。
「剱伎衆かむゐ」が一番伝えたいことは、刀の使い方ではなくてミュニケーション。日本の象徴であるサムライの魂が入った刀を通じて、日本流のコミュニケーションを伝えることを大事にしていると言います。
「Kill Billが大好きな人、サムライが大好きな外国人は、ぜひここで本物のサムライを知ってほしい。一生忘れられない思い出になるはず」と、レイチェルは興奮冷めやらぬままに話してくれました。
サムライをブームで終わらせないために
「刀で人を斬るマネごと」というイメージがあるサムライ体験。でも、この体験プログラムの中には、一切そのような要素が感じられませんでした。外国人がサムライを見て憧れる感覚がわかった気がします。真剣で鋭い眼差し、スピード、力強さ・・・一つ一つの動きに惹きこまれました。
外国人に人気のニッポンのサムライ。一時のブームで終わらせてはいけない、という使命も感じている「剱伎衆かむゐ」がこだわっているのは、本物であるということ。実際にサムライ体験したレイチェルも、本物のサムライ体験プログラムだったからこそ、ここまで夢中になれたのだと思います。
本物のサムライから本物のサムライを学ぶ。これこそが多くのサムライ大好き外国人が求めているものなのかもしれません。
Information
剱伎衆かむゐ(サムライ道場 (外国人観光客用プログラム))詳細:90分のサムライアクション体験プログラム
1人32,400円(税込)~
日時・料金などは要相談。詳細は公式サイトをご確認ください。
公式サイト:https://samurai-kamui.com/
※上記記事は2016年3月取材時点の情報を元に作成しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※2019年6月時点で一部情報更新しました。
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この記事は2016年03月03日の情報です。 文:Chiharu Matsunaga
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