職人が手がけるクールな包丁にメイドインジャパンの食器、本物そっくりの食品サンプルなど、料理に関するグッズがなんでもそろう「かっぱ橋道具街®」。元々は飲食店関係者などが、仕事道具を買いに訪れる街として発展しましたが、今では一般の人も調理器具や食器などのショッピングを楽しめる場所となっています。外国人観光客に大人気の“かっぱ橋”を探索してきました!
「かっぱ橋道具街®」は、浅草寺から約1km、徒歩10分ほどの場所にあります。道具街の入口にある食器店ビルを見上げると、かっぱ橋のランドマークとなっている大きなコック像が。ここから伸びる全長約800m の通りに約150件の店が軒を連ねています。散策前にゲットしておきたいのが、多くの店舗で無料配布されている「ハンディショップガイド」。英語版があり、お店の位置と取扱商品のジャンルのほか、フリーWi-Fiのスポットも記載されているので便利です。
道具街の入口でさっそく気になるお店を発見!陶器をはじめとした和食器の専門店「和の器 田窯」。中に入ると、2階建ての店内に色とりどりのお皿やお茶碗がずらり。有田焼、九谷焼など、日本を代表する銘品もそろっています。「陶器って高いのでは?」というイメージもあるかもしれませんが、こちらのお店はお手頃価格の商品が多いのが魅力。小さな器類だと500円~700円、お茶碗なども1200円~1500円ほどで手に入れることができます。お気に入りを探して、陶器デビューしてみませんか?
続いて訪れたのは「釜浅商店」。100年以上の歴史を誇り、庖丁や南部鉄器など伝統的な日本の料理道具を扱っています。釜や鍋など調理器具全般を扱う「料理道具フロア」と、刃物に特化した「庖丁フロア」があり、外国人観光客には刃物類が特に人気。「サムライの刀みたい」とも評される日本の庖丁は、鍛冶職人によって丁寧に作られていて、海外の料理人の中でも評判が高いのだそう。英語、フランス語に対応しているため、種類や特徴についてもしっかり説明してもらえるのが安心ですね。
道具街の真ん中あたりにさしかかると見えてくるのが、たくさんのキッチン用品が所狭しと並ぶ「飯田屋」。こちらのお店の特徴は、とにかくマニアックな品ぞろえ。鍋、ピーラー、計量スプーンなど、1つの道具につき数十種類の商品がそろっています。たとえばピーラーのコーナーには、切れ味抜群の高級品から、魚用、とうもろこし用、トマト用など1つの食材に特化したものまでずらり。見ているだけでも十分楽しめます。ちなみに外国人に好評なのは日本製のフライパンや南部鉄瓶。日本料理好きには、たこ焼き器やワサビのおろし金など、ツウな道具も人気だそうです。
キッチン用品に次ぐかっぱ橋の名物が、レストランの店頭などでメニュー代わりに飾られている「食品サンプル」。道具街にも専門店が多く見られます。今回訪れたのは創業90年以上の老舗「サトウサンプル」。研究を重ねた制作方法と職人の器用な手仕事によって作られるサンプルは、本物と見分けがつかないほど。ディスプレイ用だけでなく、パンの指輪(972~1620円)、寿司のキーホルダー(776円~1404円)など、どれも本物そっくり。超ミニサイズの丼も売っています。
通りを歩いていると頻繁に見かけるのが、かっぱ道具街のモチーフとなっている日本の伝統的な妖怪「かっぱ」たち。お店の看板など、道具街の各所で「かっぱ」のモニュメントを見ることができます。伝説では本物のかっぱを見かけた人には幸運が訪れたとか。たくさんのかっぱ像を見つければ幸運を授かるかも!?
かっぱ橋歩きもそろそろ終盤。メイン通りから路地に入ったところで、おしゃれなお店を見つけました。店内にはカラフルなティーポットやカップがたくさん。海外で人気を呼んでいる岐阜県のブランド「ZERO JAPAN」の製品を中心に、日本製の商品をそろえる「カケス雑貨店」です。同ブランドの魅力は、60色を越える色のバリエーションと、とってもキュートなフォルム。なかには和風デザインのカップもあります。どれにしようかな~と迷う時間も楽しいですね。
散策後の立ち寄りにおすすめなのが、道具街では珍しい酒屋さん「合羽橋 酒のサンワ」。720ml の日本酒や焼酎を販売しており、500円で2種類を試飲できるサービスも実施しています。英語対応OK なので、各国からの観光客も多く訪れるそう。道具街でお気に入りの食器を手に入れたら、器にぴったりの素敵なお酒も探してみませんか?
いかがでしたでしょうか。この他にも、かっぱ橋にはまだまだ面白いお店がたくさん集まっています。ぜひ一度訪れてみてください。
東京都台東区西浅草~松が谷
浅草寺から約1km、徒歩10分ほどの場所にあります
最寄駅:東京メトロ田原町駅3番出口から徒歩3分~10分程度、つくばエクスプレス浅草駅2番出口から5~10分程度(店舗による)
http://www.kappabashi.or.jp/index.html
和の器 田窯
住所:東京都台東区西浅草1-4-3
営業時間:10:00~19:00
定休日:無休(1月1日~1月3日は休業)
釜浅商店
住所:東京都台東区松が谷2-24-1(料理道具フロア)
東京都台東区松が谷2-23-9(庖丁フロア)
営業時間:9:30~17:30、日曜・祝日 10:00~17:30
定休日:無休(年末年始は休業)
飯田屋
住所:東京都台東区西浅草2-21-6
営業時間:10:00~19:00、日曜・祝日 10:00~18:00
定休日:無休
サトウサンプル
住所:東京都台東区西浅草3-7-4
営業時間:9:00~18:00、日曜・祝日10:00~17:00
定休日:金曜(祝日の場合は営業)
カケス雑貨店
住所:東京都台東区西浅草3-24-2
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜
合羽橋 酒のサンワ
住所:東京都台東区松が谷3-17-11
営業時間:12:00~18:00
定休日:水曜・祝日
※上記の記事は2016年7月取材時点の情報を元に作成しています。
※お店の営業時間や料金が変更されている場合があります。
食器店ビル上のコック像前から街歩きスタート
「かっぱ橋道具街®」は、浅草寺から約1km、徒歩10分ほどの場所にあります。道具街の入口にある食器店ビルを見上げると、かっぱ橋のランドマークとなっている大きなコック像が。ここから伸びる全長約800m の通りに約150件の店が軒を連ねています。散策前にゲットしておきたいのが、多くの店舗で無料配布されている「ハンディショップガイド」。英語版があり、お店の位置と取扱商品のジャンルのほか、フリーWi-Fiのスポットも記載されているので便利です。
ジャンル別のリストも付いている英語のマップ
リーズナブルに陶器が手に入る「和の器 田窯」
日本各地でつくられた和食器が並ぶ
道具街の入口でさっそく気になるお店を発見!陶器をはじめとした和食器の専門店「和の器 田窯」。中に入ると、2階建ての店内に色とりどりのお皿やお茶碗がずらり。有田焼、九谷焼など、日本を代表する銘品もそろっています。「陶器って高いのでは?」というイメージもあるかもしれませんが、こちらのお店はお手頃価格の商品が多いのが魅力。小さな器類だと500円~700円、お茶碗なども1200円~1500円ほどで手に入れることができます。お気に入りを探して、陶器デビューしてみませんか?
和柄の湯飲み、お皿など色とりどりの器があります
人気の南部鉄器(5000円~1万円)も、さまざまな種類を取り扱っています
陶器に囲まれるように、外にも器が陳列されています
サムライみたい!?日本の庖丁は超クール
切れ味ばかりでなく造形も美しい和庖丁
続いて訪れたのは「釜浅商店」。100年以上の歴史を誇り、庖丁や南部鉄器など伝統的な日本の料理道具を扱っています。釜や鍋など調理器具全般を扱う「料理道具フロア」と、刃物に特化した「庖丁フロア」があり、外国人観光客には刃物類が特に人気。「サムライの刀みたい」とも評される日本の庖丁は、鍛冶職人によって丁寧に作られていて、海外の料理人の中でも評判が高いのだそう。英語、フランス語に対応しているため、種類や特徴についてもしっかり説明してもらえるのが安心ですね。
店内には真剣に庖丁を選ぶ観光客の姿が。価格は種類により約5000円~3万円
オーブン料理にも使える南部鉄鍋が人気。サイズにより6000円~8000円ほど
ずらりと揃ったマニアックすぎるキッチン用品が圧巻
「こんなキッチン道具があったんだ!」と新たな発見も
道具街の真ん中あたりにさしかかると見えてくるのが、たくさんのキッチン用品が所狭しと並ぶ「飯田屋」。こちらのお店の特徴は、とにかくマニアックな品ぞろえ。鍋、ピーラー、計量スプーンなど、1つの道具につき数十種類の商品がそろっています。たとえばピーラーのコーナーには、切れ味抜群の高級品から、魚用、とうもろこし用、トマト用など1つの食材に特化したものまでずらり。見ているだけでも十分楽しめます。ちなみに外国人に好評なのは日本製のフライパンや南部鉄瓶。日本料理好きには、たこ焼き器やワサビのおろし金など、ツウな道具も人気だそうです。
ピーラーだけでも50種類以上!価格は種類により500円~1500円ほど
名物店員の飯田さんをはじめ、キッチン用品のプロが道具の選び方を教えてくれます
2階にはかわいいクッキー型など、製菓用品がいっぱい
まるで本物!食品サンプル店が楽しい
まるで本物!思わず食欲が刺激される仕上がりの食品サンプル
キッチン用品に次ぐかっぱ橋の名物が、レストランの店頭などでメニュー代わりに飾られている「食品サンプル」。道具街にも専門店が多く見られます。今回訪れたのは創業90年以上の老舗「サトウサンプル」。研究を重ねた制作方法と職人の器用な手仕事によって作られるサンプルは、本物と見分けがつかないほど。ディスプレイ用だけでなく、パンの指輪(972~1620円)、寿司のキーホルダー(776円~1404円)など、どれも本物そっくり。超ミニサイズの丼も売っています。
ディテールに至るまで精巧に作られています
USドルとユーロでの支払いも可能
英語表記の看板もあり外国人観光客も安心して買い物ができます
ちょっと休憩…かっぱ像に注目
西村祐一氏、北村 真一氏作「かっぱ河太郎像」
通りを歩いていると頻繁に見かけるのが、かっぱ道具街のモチーフとなっている日本の伝統的な妖怪「かっぱ」たち。お店の看板など、道具街の各所で「かっぱ」のモニュメントを見ることができます。伝説では本物のかっぱを見かけた人には幸運が訪れたとか。たくさんのかっぱ像を見つければ幸運を授かるかも!?
通りにもさまざまなかっぱのモニュメントが
メイドインジャパンのカラフル食器を発見
カラーバリエーション豊富なメイドインジャパン食器がそろう
かっぱ橋歩きもそろそろ終盤。メイン通りから路地に入ったところで、おしゃれなお店を見つけました。店内にはカラフルなティーポットやカップがたくさん。海外で人気を呼んでいる岐阜県のブランド「ZERO JAPAN」の製品を中心に、日本製の商品をそろえる「カケス雑貨店」です。同ブランドの魅力は、60色を越える色のバリエーションと、とってもキュートなフォルム。なかには和風デザインのカップもあります。どれにしようかな~と迷う時間も楽しいですね。
価格は種類やサイズにより600円~5000円ほど
食器を買ったら中身も欲しい!?試飲もできる酒店へ
ワンコインで日本酒の試飲ができます
散策後の立ち寄りにおすすめなのが、道具街では珍しい酒屋さん「合羽橋 酒のサンワ」。720ml の日本酒や焼酎を販売しており、500円で2種類を試飲できるサービスも実施しています。英語対応OK なので、各国からの観光客も多く訪れるそう。道具街でお気に入りの食器を手に入れたら、器にぴったりの素敵なお酒も探してみませんか?
テイスティング用の英語メニューも
ボトルは1000円前後のお手頃なものから、数万円のものまで幅広く扱っています
いかがでしたでしょうか。この他にも、かっぱ橋にはまだまだ面白いお店がたくさん集まっています。ぜひ一度訪れてみてください。
Information
かっぱ橋道具街®東京都台東区西浅草~松が谷
浅草寺から約1km、徒歩10分ほどの場所にあります
最寄駅:東京メトロ田原町駅3番出口から徒歩3分~10分程度、つくばエクスプレス浅草駅2番出口から5~10分程度(店舗による)
http://www.kappabashi.or.jp/index.html
和の器 田窯
住所:東京都台東区西浅草1-4-3
営業時間:10:00~19:00
定休日:無休(1月1日~1月3日は休業)
釜浅商店
住所:東京都台東区松が谷2-24-1(料理道具フロア)
東京都台東区松が谷2-23-9(庖丁フロア)
営業時間:9:30~17:30、日曜・祝日 10:00~17:30
定休日:無休(年末年始は休業)
飯田屋
住所:東京都台東区西浅草2-21-6
営業時間:10:00~19:00、日曜・祝日 10:00~18:00
定休日:無休
サトウサンプル
住所:東京都台東区西浅草3-7-4
営業時間:9:00~18:00、日曜・祝日10:00~17:00
定休日:金曜(祝日の場合は営業)
カケス雑貨店
住所:東京都台東区西浅草3-24-2
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜
合羽橋 酒のサンワ
住所:東京都台東区松が谷3-17-11
営業時間:12:00~18:00
定休日:水曜・祝日
※上記の記事は2016年7月取材時点の情報を元に作成しています。
※お店の営業時間や料金が変更されている場合があります。
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この記事は2016年08月16日の情報です。 文:DiGJAPAN! 編集部
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