STORY
中国人が訪れる日本の聖地はここ!
外国人に人気の観光スポット-中国編
2015年に日本を訪れた外国人観光客の国別ランキングで堂々一位となった中国。爆買いという流行語も生み出しました。そんな中国人は、日本旅行でどんな場所を訪れるのでしょうか?
DiGJAPAN!編集部のリサーチによると、東京タワーや金閣寺など定番観光スポットではなく、意外なスポットに特定の国の旅行者が集中する現象が起きています。
そこで、DiGJAPAN!編集部の中国人記者が、中国人に人気集中の意外な観光スポットベスト5を選びました。
今中国で絶大な人気を誇る俳優 胡歌(フー・ゴー)と霍建華(ウォレス・フォ)。この2人がファッション雑誌「時尚芭莎(ハーパーズバザー)中国版」のホワイトデー特集で訪れたのは、北海道を代表するリゾート地「星野リゾート トマム」。
夏は雲海テラス、冬はウィンタースポーツの他、食や自然体験など北海道の大自然を五感で満喫できるここトマムは、以前から中国人の間で知られた観光地でした。それが、雑誌の発売を機に、ネット上で撮影場所がトマムであることが広がり、ロケ地であるトマムが再びブームに。
誌面には、2人が一面真っ白な雪原の中で雪と戯れたり乗馬をしたり、雪で凍った青いポストと記念撮影したりと、トマムの魅力が満載。緑に囲まれたレストランやホテルの廊下など、2人が訪れた場所は、今中国人にとって絶好の撮影スポットになっているようです。
星野リゾート トマム
住所:北海道勇払郡占冠村中トマム
http://www.snowtomamu.jp/
中国の大手動画配信サイト土豆(Tudou)での放映がきっかけで流行った日本のアニメ「しろくまカフェ」。ダジャレ好きのシロクマがマスターを務めるしろくまカフェで繰り広げられるほのぼのストーリーが特徴です。中国にはない、ゆるい日常を描いたアニメに癒され、ギャグに共感する中国人が多かったようです。
東京・高田馬場にあるアニメ公認カフェ「しろくまカフェ」は、そんなファンの間で根強い人気。キャラクターをイメージしたかわいらしいメニューは、まさにアニメの世界。
外国人が多く訪れるエリアとは言い難い立地ですが、癒しを求めて訪れる人が後を絶たないようです。
しろくまカフェ
住所:東京都新宿区高田馬場2-1-2 TOHMA高田馬場 1F
http://www.shirokumacafe.net/
東京に中国人を虜にするアニメの聖地があるように、関西にも中国人がひっきりなしに訪れるアニメの聖地があります。それは大阪府警察本部と甲子園球場。中国人観光客にはまず縁のなさそうな両者ですが、大阪府警察本部はアニメ「名探偵コナン」、甲子園球場はアニメ「タッチ」の影響で、認知度が抜群に高いんだそうです。それぞれ建物をバックに写真を撮ったり、甲子園球場では記念のグッズまで買ってSNSに投稿するケースが目立っています。
ニッポンのアニメがとにかく大好きな中国人。アニメ放映から数年~数十年経ち、当時学生だった人たちが大人になり、聖地だらけのニッポンで聖地巡礼を楽しんでいるようです。
大阪府警察本部
住所:大阪府大阪市中央区大手前3-1-11
阪神甲子園球場
住所:兵庫県西宮市甲子園町1-82
http://www.hanshin.co.jp/koshien/
和歌山県にある白浜のシンボル「円月島」。円月島に沈む夕日は非常に綺麗で感動的。訪れたことはなくても、写真を見たことがある人は多いのではないでしょうか?正式には「高嶋」と呼ぶそうですが、島の真ん中に丸く海蝕洞があいているその姿から円月島と呼ばれ、中国人の間でも「円月岛」として知られています。
東京や大阪と比べ外国人観光客にとっては交通の不便さが際立つ和歌山県。それでも、この自然景観を魅了するのは、単に美しいからだけではありません。日本の約25倍もの広さを持つ中国ですが、海に沈む夕日が見られる場所はかなり限られているからなんです。
中国の団体ツアーには組み込まれていないケースが多い和歌山県。そのため円月島を訪れる中国人は個人旅行客が多いそうです。
円月島 (エンゲツトウ)
住所:和歌山県白浜町3740
奈良県庁にある県庁屋上。中国では、役所のような公的機関には簡単に人が立ち入れません。そのため、ニッポンの公共施設である奈良県庁が、奈良市内を一望できる屋上を、しかも無料で開放しているという点に驚くようです。
他の自治体の公共施設の屋上と異なり、奈良市内は街全体の建物が低いので、より全体を俯瞰して見ることができるという点も、嬉しいポイントのようです。
奈良県庁 県庁屋上
住所:奈良県奈良市登大路町30
http://www.pref.nara.jp/secure/80570/okujo0608pdf.pdf
いかがでしたか?家電量販店やドラッグストアなどでの爆買いのイメージとは異なり、アニメや芸能人の聖地を追いかけるミーハーな部分が印象的だったのではないでしょうか。
日本旅行へのリピーターが増えるにつれ、日本でしかできない体験や日本人の日常生活に触れることができる場所に行きたい、と考える中国人が多くなってきているようです。
次に中国人の間でブームとなるスポットはどこになるのでしょうか?
DiGJAPAN!編集部のリサーチによると、東京タワーや金閣寺など定番観光スポットではなく、意外なスポットに特定の国の旅行者が集中する現象が起きています。
そこで、DiGJAPAN!編集部の中国人記者が、中国人に人気集中の意外な観光スポットベスト5を選びました。
再びアツイ!北海道のリゾート地 トマム
今中国で絶大な人気を誇る俳優 胡歌(フー・ゴー)と霍建華(ウォレス・フォ)。この2人がファッション雑誌「時尚芭莎(ハーパーズバザー)中国版」のホワイトデー特集で訪れたのは、北海道を代表するリゾート地「星野リゾート トマム」。
春から夏のみオープンする早朝の雲海テラス
雪と光の天然スケートリンク
夏は雲海テラス、冬はウィンタースポーツの他、食や自然体験など北海道の大自然を五感で満喫できるここトマムは、以前から中国人の間で知られた観光地でした。それが、雑誌の発売を機に、ネット上で撮影場所がトマムであることが広がり、ロケ地であるトマムが再びブームに。
誌面には、2人が一面真っ白な雪原の中で雪と戯れたり乗馬をしたり、雪で凍った青いポストと記念撮影したりと、トマムの魅力が満載。緑に囲まれたレストランやホテルの廊下など、2人が訪れた場所は、今中国人にとって絶好の撮影スポットになっているようです。
ロケ地として使われた場所は一躍有名に
星野リゾート トマム
住所:北海道勇払郡占冠村中トマム
http://www.snowtomamu.jp/
東京・高田馬場にある癒しのカフェ
中国の大手動画配信サイト土豆(Tudou)での放映がきっかけで流行った日本のアニメ「しろくまカフェ」。ダジャレ好きのシロクマがマスターを務めるしろくまカフェで繰り広げられるほのぼのストーリーが特徴です。中国にはない、ゆるい日常を描いたアニメに癒され、ギャグに共感する中国人が多かったようです。
東京・高田馬場にあるアニメ公認カフェ「しろくまカフェ」は、そんなファンの間で根強い人気。キャラクターをイメージしたかわいらしいメニューは、まさにアニメの世界。
店内はゆっくりくつろげる癒しの空間
かわいすぎて食べるのがもったいないメニューばかり
外国人が多く訪れるエリアとは言い難い立地ですが、癒しを求めて訪れる人が後を絶たないようです。
しろくまカフェ
住所:東京都新宿区高田馬場2-1-2 TOHMA高田馬場 1F
http://www.shirokumacafe.net/
関西で支持を集めるアニメの2大聖地
東京に中国人を虜にするアニメの聖地があるように、関西にも中国人がひっきりなしに訪れるアニメの聖地があります。それは大阪府警察本部と甲子園球場。中国人観光客にはまず縁のなさそうな両者ですが、大阪府警察本部はアニメ「名探偵コナン」、甲子園球場はアニメ「タッチ」の影響で、認知度が抜群に高いんだそうです。それぞれ建物をバックに写真を撮ったり、甲子園球場では記念のグッズまで買ってSNSに投稿するケースが目立っています。
外観がモデルになっている大阪府警察本部
タッチの聖地といえば阪神甲子園球場
ニッポンのアニメがとにかく大好きな中国人。アニメ放映から数年~数十年経ち、当時学生だった人たちが大人になり、聖地だらけのニッポンで聖地巡礼を楽しんでいるようです。
大阪府警察本部
住所:大阪府大阪市中央区大手前3-1-11
阪神甲子園球場
住所:兵庫県西宮市甲子園町1-82
http://www.hanshin.co.jp/koshien/
中国では身近に出会えない海辺の感動
和歌山県にある白浜のシンボル「円月島」。円月島に沈む夕日は非常に綺麗で感動的。訪れたことはなくても、写真を見たことがある人は多いのではないでしょうか?正式には「高嶋」と呼ぶそうですが、島の真ん中に丸く海蝕洞があいているその姿から円月島と呼ばれ、中国人の間でも「円月岛」として知られています。
東京や大阪と比べ外国人観光客にとっては交通の不便さが際立つ和歌山県。それでも、この自然景観を魅了するのは、単に美しいからだけではありません。日本の約25倍もの広さを持つ中国ですが、海に沈む夕日が見られる場所はかなり限られているからなんです。
夕日が沈む瞬間は見逃せない
中国の団体ツアーには組み込まれていないケースが多い和歌山県。そのため円月島を訪れる中国人は個人旅行客が多いそうです。
円月島 (エンゲツトウ)
住所:和歌山県白浜町3740
気軽に手軽に見られる、奈良の大パノラマ
奈良県庁にある県庁屋上。中国では、役所のような公的機関には簡単に人が立ち入れません。そのため、ニッポンの公共施設である奈良県庁が、奈良市内を一望できる屋上を、しかも無料で開放しているという点に驚くようです。
歴史的建造物を探すのも楽しみの一つ
他の自治体の公共施設の屋上と異なり、奈良市内は街全体の建物が低いので、より全体を俯瞰して見ることができるという点も、嬉しいポイントのようです。
奈良県庁 県庁屋上
住所:奈良県奈良市登大路町30
http://www.pref.nara.jp/secure/80570/okujo0608pdf.pdf
いかがでしたか?家電量販店やドラッグストアなどでの爆買いのイメージとは異なり、アニメや芸能人の聖地を追いかけるミーハーな部分が印象的だったのではないでしょうか。
日本旅行へのリピーターが増えるにつれ、日本でしかできない体験や日本人の日常生活に触れることができる場所に行きたい、と考える中国人が多くなってきているようです。
次に中国人の間でブームとなるスポットはどこになるのでしょうか?
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この記事は2016年08月05日の情報です。 文:Chiharu Matsunaga
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