そんなサイくんと、浅草観光をすることになりました。でも、着物を着たいって・・・、どうしよう?
最近、観光地では着物で歩く外国人観光客の姿も増えてますが、着物はめったに着ないという日本人も多いはず。私も成人式以来、ずっと着物を着る機会はありませんでした。
せっかくの機会なので、私もサイくんと一緒に着物を着て、久しぶりの浅草観光を楽しんでみたいと思います。
着物姿に変身するまで、たったの30分!
着物レンタルができるお店はたくさんありますが、今回は選んだのは外国人対応ができるSakuraPhotoStudio。浅草雷門から徒歩2分の好立地にあり、良心的な価格で着物体験できます。英語・韓国語対応できるとあって、外国人観光客に人気なのだそうです。このお店は手ぶらOK。さらに、簡単なヘアセットもやってくれるので、旅行者だけでなく、着物を久しぶりに着る日本人にもおすすめです。
お店に入ると色鮮やかな着物がずらり。どれにしようか迷います・・・
着物を選んだら、まずはサイくんから着付けスタート。
お店の人が手際よく着付けをしていきます。初めて着物を着るサイくんは、帯を締められ、あまりの苦しさに苦笑い…。
帯はすぐに慣れるので、最初は少しキツイ方が良いみたいです。羽織を羽織ってサイくんの着付けは終了です。
サイくんは、台湾でドラマ「龍馬伝」を見てから侍の恰好をするのが夢だったようで、とても喜んでくれました。
次は私の番。私の時もテキパキと着付けをしてくれて、2人合わせて30分位で完成しました。ヘアセットも含めてあっという間の完成でしたが、仕上がりは本格的!とっても素敵に着付けてもらいました。
着物だからしやすい、異文化交流
着付けが完了したら浅草散策の開始です!
サイくんは、初めての草履がちょっと歩きにくそうです。そこでお店で教わった歩き方のコツを伝授。「いつもより歩幅を狭めて、背筋をシャキッとさせて歩くとかっこ良く見えるよ」。
少し歩き慣れたところで、神社でお参りです。
神社とお寺の参拝方法の違いや、お賽銭は「ご縁があるように(5円)」、「十分にご縁があるように(10円)」と縁起を担ぐ日本人が多いことを説明。サイくんは中国語でお参りをしたようです。
着物を着る機会はなかなかないから、私自身も思いっきり遊んじゃおう!ということで、次は仲見世をブラブラしました。
大勢の人が行き来する仲見世で、着物を着た私たちは外国人観光客に大人気。写真を撮ることを頼まれたり、また、他の外国人観光客と一緒に写真を撮ったり。ちょっと有名人になった気分です。
顔出し看板で記念撮影。人形焼を食べたり、浅草花やしきまに行ってみたり、日本らしいことをサイくんに見てもらいたいとあちこち歩きました。
着物で外国人を案内してみると、いつもの浅草がもっと楽しく感じられて、案内する側の私自身がとっても楽しかったです。
日本人こそもっと着物を着よう!
浅草では、着物で散策している外国人にたくさん出会いました。みなさんとっても素敵に着物を着こなしていました。
なかには、着物と帯の色の組み合わせが大胆な外国人もいましたが、スタイルが良く顔だちがはっきりした外国人の方にはむしろその方が似合っていました。
こんな風に、外国人のみなさんが着物に親しんでくれている姿を見ることができて、なんだかとても嬉しかったです。
興味はあったけれど、敷居が高くなかなか着る機会がなかった着物。最近では、気軽に試せるレンタル着物ショップも増えてきています。とはいえ、1人ではなかなか着る機会がないもの。海外から友人が訪ねてきたときには、ぜひ、一緒に着物で日本観光をしてみることをおすすめします。
外国人はもちろん、案内する日本人も着物を着て観光することで、今よりもっと日本を好きになってもらえるはずですよ。
施設情報
Sakura Photo Studio
住所:東京都台東区雷門1-12-12 鈴木ビル4階
営業時間:9:30~17:00
料金体系、予約方法等は公式サイトでご確認願います。
公式サイト:http://www.sakuraphotokimono.com/
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この記事は2015年11月12日の情報です。 文:Chiharu Matsunaga
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