新年のはじまりは、高さ173mの超高層ビル「梅田スカイビル・空中庭園」の屋上から見る初日の出でスタートしてはいかがですか?大阪のビル群の間から昇る初日の出は、海や山で見る日の出とまた違った雰囲気を楽しめます。
※こちらの記事は2017年取材の内容です。
2024年新年初日の出はWEB予約限定事前販売での観覧となっております。詳細は公式サイトにてご確認ください。(2023年12月時点)
https://www.skybldg.co.jp/new/2305.html
今回は、昨年実際に初日の出を見に行った体験を元に、梅田スカイビル・空中庭園展望台初日の出へのアクセス方法、初日の出鑑賞のコツなど詳しくレポートします。
元日は早朝5時からのオープン
美しいデザインが外国人観光客にとても人気のあるスポット、梅田スカイビル・空中庭園展望台。初日の出を事前予約なしで見ることができることから、関西では初日の出の定番スポットとしてよく知られています。今年は大阪エリアの初日の出の時間は7時3分前後と予想されています。梅田スカイビル・空中庭園展望台は、1月1日のみ特別に早朝5時からオープンします。入園まで少し並ぶので、遅くとも日の出予定時間の1時間半前くらいにはビルに到着していることをおすすめします。
この日は朝の5時半前に入口に着いたのですが、すでに行列ができていました。展望台まで約45分待ちです。
行列に並んで進んだ先で、まずはシースルーエレベーターで上層階まで移動します。すごい速度で上昇するのですが、揺れも少なく快適!エレベーターの高度を表示する数字と大阪の夜景を見比べているうちに、あっという間に到着します。
エレベーターを降りた後は、さらにエスカレーターで昇ります。エスカレーターのデザインが近未来の雰囲気で人気です。
空中庭園屋上からエスカレーターのトンネルを見下ろすとこんな感じです。
エスカレーターを昇った先が、梅田スカイビル・空中庭園エリアの39Fチケット売り場です。ちなみに、空中庭園チケット半券は、次回訪問時の入園10%割引券にもなりますよ。
チケット売り場のフロアには空中庭園の全体MAPがあります。
チケット売り場からさらにエスカレーターで40Fに昇ると、展望フロアになります。フロアはすでに人がいっぱい!特に、初日の出が見える方向には、たくさんの人が並んですわっています。このフロアからは窓越しの初日の出となりますが、室内のため日の出まで温かい状態で待つことができます。寒さに自信のない方はこちらがおすすめです。
40Fには、ベンチやソファーのスペースがあり、座って待つこともできます。
空中庭園では誰でも無料で利用可能な「Osaka Free-WiFi」が設置されているので、SNSやネットを使いながら日の出を待つことができます。1時間に1回リセットされますが、再登録すれば無制限で使えるのでとても便利です。アプリの起動画面は英語ですが、日本語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・タイ語表示に変更できます。
https://www.osaka-info.jp/jp/wifi/index.html
空中庭園屋上からの初日の出
40F展望フロアから階段で昇り、屋上に着きました。時刻は6時すぎ。大阪の街全体がまだ夜の雰囲気です。日の出は、生駒山系方面からとのこと。空中庭園屋上は円形型で全方向を眺望できるので、日の出の方面を多くの人が見ることができます。特に屋上フロアへの出入口を出てから左手に少し進んだあたりが日の出を比較的正面近くから見られるのでおすすめです。
6時半少し前の時刻には、空の色が漆黒から濃紺に変化し、下の方がオレンジ色に染まってきました。初日の出までもうすぐです!
7時すぎ。いよいよ日の出!という瞬間です。初日の出を待ちになった皆さんが、一斉にスマホやカメラを構えます。
初日の出です!太陽が雲の間から出た瞬間、いっしょに屋上で待っていたみなさんから「わぁ~っ」と歓声があがりました。
日の出後は、ゆっくり大阪の街全体が明るくなっていきます。
日の出から15分もすると、大阪の街はすっかり朝を迎えます。
年に一度この元日だけは、夜景と日の出後の朝の景色を見られお得な気分になります。空中庭園からは、天気がいいときは明石海峡大橋や六甲山系まで眺めることができるそうですよ。
空中庭園の3フロアには、窓沿いにあるソファーやベンチのほか、飲食店やグッズショップも併設されているので、食事をしたりおみやげを購入することができます。
初日の出を楽しむには、まずは防寒対策をしっかり!
梅田スカイビル・空中庭園展望台屋上で初日の出を見るには、まだ薄暗いうちから外で出て待つことになります。高さ173mからということもあり、風も結構強く普段以上の防寒対策をおすすめします。手袋、マフラー、帽子、カイロがあると完璧です。初日の出前に梅田スカイビルまで行く交通手段・方法
大晦日の夜から元日朝にかけて、大阪市内を走る電車は私鉄・地下鉄・JRともに深夜も運行しています。利用区間にもよりますが、20~30分に1本程度の運行となるので、少し時間に余裕をもって移動しましょう。大阪駅・梅田駅から梅田スカイビルまでは、徒歩10分程度でたどり着きます。
初詣をして初日の出にでかけましょう!
大阪には、参拝者数大阪ナンバーワンの住吉大社、学問の神様を祀る大阪天満宮、商売繁盛の今宮戎神社など、人気の初詣スポットがあり、夜中に初詣してから、初日の出を見に梅田スカイビルに移動してくるのもおすすめです。ちなみに私は、京都伏見稲荷大社を夜中に初詣して、その足で京都から大阪まで移動して梅田スカイビル・空中庭園展望台で初日の出を見ました。関西の観光名所を周遊しながら新年を祝うのも旅の楽しみ方の一つです。外国人にとって日本の「初詣」の習慣はとおもしろいそうですが、毎日目にする太陽が新年1日目に昇ることを「初日の出」と名づけて、わざわざ遠くまで見に行ったり拝んだりする習慣はとても興味深いそうです。外国人の友人を連れて、初詣・初日の出ででかけるのも楽しいですよ。
新年はみなさんはどこで迎えますか?普段、初詣に行っても初日の出にはでかけない方も、2017年はぜひ初日の出で新鮮な気分で新年を迎えてください。
Information
梅田スカイビル 空中庭園 初日の出期間:1月1日
営業時間:5:00~22:00(閉園22:30)※年により変更されることがあります
※時間によって入場制限がかかることがあります。
※通常の営業時間は、10:00~22:00(閉店22:30、特別営業日あり)
料金:大人1,000円、中・高校生700円、小学生500円、幼児(4歳以上)200円、65歳以上800円
住所:大阪府大阪市北区大淀中1‐1 梅田スカイビル 39-40階・屋上 (MAP)
交通:
JR大阪駅中央北口から徒歩7分
阪急梅田駅茶屋街口から徒歩9分
地下鉄御堂筋線梅田駅5番出口から徒歩9分
http://www.kuchu-teien.com/index.php
※上記の記事は2016年12月取材時点の情報を元に作成しています
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この記事は2016年12月27日の情報です。 文:Miyuki Sasaki
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