STORY
日本の名所をミニチュアで再現してみました
【京都伏見稲荷大社・伊勢夫婦岩・富士山】
緊急事態宣言が解除されたものの、まだまだ遠出や外出は控えなければならない日々が続きそうですが、「#おうち時間」を使って、自宅で旅行演出をしてみませんか?
家にあるもの、スーパーで購入できるものなどを使って、「日本の観光名所」の風景を再現するのにトライしてみました。なにをどんなふうに使って再現するか、おうちで頭をフル回転させ、試行錯誤しながら… 三重県伊勢市の二見浦にある「夫婦岩」、京都の伏見稲荷大社の「千本鳥居」、河口湖もみじ回廊から眺める「富士山」の3スポットを制作。ぜひみなさんも、ご自宅で試してみてくださいね。
三重県伊勢市の二見興玉神社にある「夫婦岩」から昇る朝日、観光ポスターやカタログで一度は見たことがある方も多いのではないのでしょうか?左の大きな岩が男性、右の岩が女性で、しめ縄で夫婦の縁を表し、縁結びにご利益があるといわれています。日の出そのものは、どの季節でも見られますが、夫婦岩の間から実際に日の出を見ることが出来るのは5月~7月の間に限られています。(実はお正月の初日の出は岩の間からはのぼらないんですよ)
このめでたい雰囲気の夫婦岩のミニチュアを、おうちにあるもので再現してみます!
今回のミニチュアは、裏テーマは「コーヒー」。海はコーヒーゼリーで再現、遠くに見える山々はインスタントコーヒー、2つの岩は大きな氷砂糖がぴったり!
まずは夫婦岩の形に一番似ている氷砂糖を探しました。少し削ってみたりして形を近づけました。そして、しめ縄は、少し太めの糸を結んで作ってみました。結ぶのに少し手間かかったのですが、少し似ているようなものにはなったかなと思います。
海は、コーヒーゼリーを砕いて、スプーンを使って丁寧に並べていきます。ゼリーはスプーンで設置した場所から全く動かないので慌てず落ち着いてしてミニチュアづくりができました。海の波を思い描いたとおり、きれいに再現できました。コーヒーゼリーを使うというのは、本当にナイスアイデア!
コーヒーゼリーを並べたお皿の後ろには、日の出風のグラデーションをした絵を背景に貼りました。そして、ベストな角度にカメラを構えます。左手からライトを当てて、氷砂糖のキラキラ感を出してみました。
氷砂糖の夫婦岩と日の出の完成です!岩の奥に見える山並は、インスタントコーヒーです。
住所: 三重県伊勢市福田町575 (MAP)
アクセス: JR二見浦駅から徒歩約15分
https://futamiokitamajinja.org/
京都の伏見稲荷大社の千本鳥居は、日本人にも外国人旅行者にも人気のフォトジェニックスポット。旅行口コミサイトでも常に上位を獲得しています。千本鳥居は、人気スポットなだけに混雑でなかなか思い描いたとおりの撮影ができないのですが、ミニチュアを自分でつくれば、この景色を一人占めできますよ。
まずは、千本鳥居をつくる準備をします。
千本鳥居の朱色を再現し、つまようじに色を塗っていきます。そして、鳥居っぽく組立てをしていきます。
この作業で、一番時間がかかったのは、鳥居の組立てと配置の調整です。カメラで撮影したときに奥行きが出るように、鳥居がだんだん小さくなように組み立てるのがポイントです。鳥居の位置が決まったら、小さな小さな人間フィギュアを設置していきます。
鳥居とフィギュアを設置したら、カメラを接写でセッティングします。ピントをしっかり合わせて…
完成です!ミニチュアのつまようじ千本鳥居、永遠に続いていくように見えませんか?
いろんな人間フィギュアを並べて、ツーリストで混み合っている様子を再現してみました。大人気ですね(笑)
住所: 京都市伏見区深草藪之内町68 (MAP)
アクセス: JR奈良線稲荷駅から徒歩1分/京阪電車京阪本線 伏見稲荷駅から徒歩5分
http://inari.jp/
富士山は、さまざまな場所から見られますが、今回は河口湖で紅葉シーズンに人気の「もみじ回廊」から見る富士山をミニチュアで再現してみます。赤く染まる紅葉と青い富士山のコントラストが美しい景色です。
今回の材料は、三角蒸しパン、こしあん、粉砂糖、アーモンドダイス、きぬさや、パセリを使います。
蒸しパンを富士山の形にちぎってから、表面にこしあんを塗って山肌をつくります。富士山の山頂のあたりには、粉砂糖をかけて雪に見立てました。河口湖の水面の様子は、白いクッキングシートをくちゃくちゃにして再現。穏やかな湖面の様子がうまく出ています。
湖の上の手漕ぎボートは、きぬさや(さやえんどう)を開いて、間に人間フィギュアをはさんで作りました。ボートのサイズにジャストフィットです。
富士山の周りに浮かぶ曇は、綿菓子をちぎって仕上げました。また、富士山の裾野の部分は、こしあんにアーモンドダイスをトッピングして演出しました。
ケチャップで着色したパセリの葉をカメラの前にセッティングして、いざ撮影!
完成した富士山ショットはこちらです。
撮影後は、甘くコーティングされた富士山をおいしくいただきました!
住所: 山梨県南都留郡富士河口湖町大石 (MAP)
アクセス: 富士急行河口湖線河口湖駅から河口湖線レトロバスで約20分、バス停河口湖自然生活館下車すぐ
※上記記事は2020年5月取材時点の情報を元に作成しています。
※観光地の写真等は以前撮影したものを掲載しております。
執筆兼翻訳者 Laura
東京在住のイタリア人。ガイドブックに載っていない穴場スポットを探したり写真を撮ること、そして音楽はパンク・ロックが大好きです。お酒を飲んだり、三線を弾くことも好きです。
家にあるもの、スーパーで購入できるものなどを使って、「日本の観光名所」の風景を再現するのにトライしてみました。なにをどんなふうに使って再現するか、おうちで頭をフル回転させ、試行錯誤しながら… 三重県伊勢市の二見浦にある「夫婦岩」、京都の伏見稲荷大社の「千本鳥居」、河口湖もみじ回廊から眺める「富士山」の3スポットを制作。ぜひみなさんも、ご自宅で試してみてくださいね。
1. 夫婦岩と日の出(三重県伊勢市)
三重県伊勢市の二見興玉神社にある「夫婦岩」から昇る朝日、観光ポスターやカタログで一度は見たことがある方も多いのではないのでしょうか?左の大きな岩が男性、右の岩が女性で、しめ縄で夫婦の縁を表し、縁結びにご利益があるといわれています。日の出そのものは、どの季節でも見られますが、夫婦岩の間から実際に日の出を見ることが出来るのは5月~7月の間に限られています。(実はお正月の初日の出は岩の間からはのぼらないんですよ)
このめでたい雰囲気の夫婦岩のミニチュアを、おうちにあるもので再現してみます!
今回のミニチュアは、裏テーマは「コーヒー」。海はコーヒーゼリーで再現、遠くに見える山々はインスタントコーヒー、2つの岩は大きな氷砂糖がぴったり!
まずは夫婦岩の形に一番似ている氷砂糖を探しました。少し削ってみたりして形を近づけました。そして、しめ縄は、少し太めの糸を結んで作ってみました。結ぶのに少し手間かかったのですが、少し似ているようなものにはなったかなと思います。
海は、コーヒーゼリーを砕いて、スプーンを使って丁寧に並べていきます。ゼリーはスプーンで設置した場所から全く動かないので慌てず落ち着いてしてミニチュアづくりができました。海の波を思い描いたとおり、きれいに再現できました。コーヒーゼリーを使うというのは、本当にナイスアイデア!
コーヒーゼリーを並べたお皿の後ろには、日の出風のグラデーションをした絵を背景に貼りました。そして、ベストな角度にカメラを構えます。左手からライトを当てて、氷砂糖のキラキラ感を出してみました。
氷砂糖の夫婦岩と日の出の完成です!岩の奥に見える山並は、インスタントコーヒーです。
Information
夫婦岩住所: 三重県伊勢市福田町575 (MAP)
アクセス: JR二見浦駅から徒歩約15分
https://futamiokitamajinja.org/
2. 伏見稲荷大社(京都)
京都の伏見稲荷大社の千本鳥居は、日本人にも外国人旅行者にも人気のフォトジェニックスポット。旅行口コミサイトでも常に上位を獲得しています。千本鳥居は、人気スポットなだけに混雑でなかなか思い描いたとおりの撮影ができないのですが、ミニチュアを自分でつくれば、この景色を一人占めできますよ。
まずは、千本鳥居をつくる準備をします。
千本鳥居の朱色を再現し、つまようじに色を塗っていきます。そして、鳥居っぽく組立てをしていきます。
この作業で、一番時間がかかったのは、鳥居の組立てと配置の調整です。カメラで撮影したときに奥行きが出るように、鳥居がだんだん小さくなように組み立てるのがポイントです。鳥居の位置が決まったら、小さな小さな人間フィギュアを設置していきます。
鳥居とフィギュアを設置したら、カメラを接写でセッティングします。ピントをしっかり合わせて…
完成です!ミニチュアのつまようじ千本鳥居、永遠に続いていくように見えませんか?
いろんな人間フィギュアを並べて、ツーリストで混み合っている様子を再現してみました。大人気ですね(笑)
■関連記事: ◇伏見稲荷など京都の人気観光地モデルコース ◇千本鳥居で有名な京都の伏見稲荷大社を歩こう ◇年に1度!鳥居と真っ赤な提灯が並ぶ幻想的な景色 伏見稲荷大社宵宮祭 |
Information
伏見稲荷大社住所: 京都市伏見区深草藪之内町68 (MAP)
アクセス: JR奈良線稲荷駅から徒歩1分/京阪電車京阪本線 伏見稲荷駅から徒歩5分
http://inari.jp/
3. 河口湖から眺める富士山(山梨)
富士山は、さまざまな場所から見られますが、今回は河口湖で紅葉シーズンに人気の「もみじ回廊」から見る富士山をミニチュアで再現してみます。赤く染まる紅葉と青い富士山のコントラストが美しい景色です。
今回の材料は、三角蒸しパン、こしあん、粉砂糖、アーモンドダイス、きぬさや、パセリを使います。
蒸しパンを富士山の形にちぎってから、表面にこしあんを塗って山肌をつくります。富士山の山頂のあたりには、粉砂糖をかけて雪に見立てました。河口湖の水面の様子は、白いクッキングシートをくちゃくちゃにして再現。穏やかな湖面の様子がうまく出ています。
湖の上の手漕ぎボートは、きぬさや(さやえんどう)を開いて、間に人間フィギュアをはさんで作りました。ボートのサイズにジャストフィットです。
富士山の周りに浮かぶ曇は、綿菓子をちぎって仕上げました。また、富士山の裾野の部分は、こしあんにアーモンドダイスをトッピングして演出しました。
ケチャップで着色したパセリの葉をカメラの前にセッティングして、いざ撮影!
完成した富士山ショットはこちらです。
撮影後は、甘くコーティングされた富士山をおいしくいただきました!
■関連記事: ◇富士山が見える河口湖の紅葉を見に行こう ◇富士山とアウトレットを巡る周遊モデルコース ◇息をのむほどの富士山の絶景に感動!静岡県富士山世界遺産センターへ行ってきました |
Information
河口湖もみじトンネル住所: 山梨県南都留郡富士河口湖町大石 (MAP)
アクセス: 富士急行河口湖線河口湖駅から河口湖線レトロバスで約20分、バス停河口湖自然生活館下車すぐ
日本の絶景ミニチュアに大満足! #STAY HOME
今回は、「夫婦岩」「伏見稲荷大社」「富士山」の3つのスポットを再現してみました。
日本でもよく知られた風景を細かく再現するにあたって、普段は気がつかなかたディテールも見えてきて、景色を違う目で見ることができました。ミニチュアづくりは楽しいだけではなく、こそれぞれの場所の美しさと魅力をさらに深く感じることができました。
ぜひ皆さんも、自分のアイディアでミニチュアで作って、写真を撮って自慢してみてくださいね!
日本の絶景ミニチュアづくりをしていて思ったのは、やはり旅行に出かけたくなってきちゃいました。カメラを持って、とっておきの景色を探しに旅行にでかけられる日が一日も早く来ることを願っています。
■伊勢 夫婦岩 |
■京都 伏見稻荷大社 |
■河口湖畔眺望富士山 |
※上記記事は2020年5月取材時点の情報を元に作成しています。
※観光地の写真等は以前撮影したものを掲載しております。
執筆兼翻訳者 Laura
東京在住のイタリア人。ガイドブックに載っていない穴場スポットを探したり写真を撮ること、そして音楽はパンク・ロックが大好きです。お酒を飲んだり、三線を弾くことも好きです。
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この記事は2020年05月25日の情報です。 文:DiGJAPAN! 編集部
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